私たちはインターネットとどう向き合うか?(糸井重里さん著『インターネット的』より)

最近、糸井重里さんの「インターネット的」という本を読んでいるのですが、めちゃくちゃよくて夢中で読んでいます。

インターネットというものの可能性を分かりやすい言葉で語られています。ウェブに関わる人は読んだらいいんじゃないかな。すごく良かったので、『インターネット的』の感想や要約などの記事を何本か書こうと思っています。

今回取り上げたいのがこちらのフレーズ

インターネットにつながっていない人たちと、ちょっとだけ先にインターネットにつながったぼくらがどういうふうに重なりあっていくか──そのことが大切なのだと思います。

今回のテーマは「インターネットとどうやって向き合うか」です。では、感想を書き進めますね。

インターネットが生活の一部になっている

そもそもの話でもありますし、ウェブに関わっている人も関わっていない人も考えるべき問題です。

今は多くの人がスマートフォンを持ち、家や仕事でタブレットやPCを使い、IT企業の勢いを無視することはできません。今の時代は「インターネット」とどう向き合うかを考えなければいけない時代になりました。

internet

日本ではインターネットん普及率が93%を超えているっていうんですからもう生活の一部ですし、世界でも50%を超える普及率です。これから普及率が減るということは考えにくいでしょう。

世界のインターネット利用者は40億人で、この1年間に7%伸びています。日本のインターネットの人口普及率は93%ですが、世界最低の北朝鮮ではわずか0.06%でした。

世界のネット普及率は53%、Webトラフィックの過半数はスマホ、などのデータ集より

インターネットとどう向き合うか?

インターネットとどう向き合うか?

もう少し長くいうと、これからはインターネットにたくさん触れている人とあまり触れていない人といる中で生活を一体化させるべきなのかが大きなテーマになります。

私自身、インターネットにたくさん触れている人の気持ちも、あまり触れていない人の気持ちも理解できます。

いまウェブ制作会社に4月から入社し、今は社内インターンとして会社のマーケティングに関わっているので、多くの人よりもインターネットに触れることができるので、インターネットに多く関わっている人のことを理解できています。まだ本質も全貌もわかってないですけど。

一方で、私は千葉県柏市の少し田舎の方に住んでいます。情報源のメインはテレビで、まだインターネットに繋がっていない人も多くいます。インターネットに触れている度合いは少ないと言えるでしょう。

インターネットに触れる機会の多い、少ないで優劣が決まるわけでもないし、どちらがいいのかはわかりません。しかし、インターネットが普及したほうが生活が便利になり、助かる人が多いんじゃないかなとは思っています。

以前に「『人生の勝算』が面白かったので感想を書いてみた!人生の中身が濃い人の本は読んでいて面白い」という記事で、自分の努力したもののクオリティで勝負できる世界って健全だということ書きました。インターネットが普及すると、お金がなくてもアイデアと圧倒的な努力で勝負できる世界になりやすいと思います。

インターネットにはいままで超えられなかった制約を超えるパワーがあります(今度詳しく話します)。

インターネットに多く携わっている側の役割は、

  • インターネットというものや考え方をまだインターネットのツールにも便利さにも触れてない人に伝える
  • インターネットによって生活をより良くできる具体的なイメージを示して、生活を実際に便利にする

です。考えただけでワクワクするし、もっと動きたい。

インターネットの便利さを多くの人に届けたい

今の自分の目標はインターネットについての理解を深めること。そして、アイデアを持っているものの届けるすべを持っていないために苦労している人をインターネットの力を使って助けることです。

『インターネット的』はウェブに関わっている人であればぜひ読んで欲しい。インターネットの考え方と私たちがどうやって関わっていくべきなのかを考えることができる良書です。