絵本『えんとつ町のプペル』が大ヒットしている西野亮廣さんの最新の著書『革命のファンファーレ』を簡単に紹介します。
『革命のファンファーレ』ってどんな内容?
『革命のファンファーレ』では『えんとつ町のプペル』をヒットさせるために行ったことが丁寧書かれています。西野さん本人もブログの中で「作品の売り方」であるといっていますね。
このあとは『現代の信用の勝ち取り方』『勝ち得た信用の効果的な使い方』と話が続き、後半戦は『広告の話』。
具体的に言うと「作品の売り方」です。
『革命のファンファーレ』の前半40ページを無料公開してみた。(LINEブログ終了のため記事は読めず)
具体的な内容としては、
- お金の集め方
- 信用の勝ち取り方
- マネタイズの技術
- 出来上がった作品の売り方
- ブーム、話題を作る(自分がニュースになる)方法
- 口コミの起こし方
- 広告
等々、作品をヒットさせるための技術が惜しげもなく披露されています。
はっきり言おう、この本は完全なネタバレである!
正直、この本を読んだときに最初に思ったのは、「ここまで書いて大丈夫なのか?」ということです。マーケティングの技術、広告の打ち方、話題の作り方などが西野さんが実践した例を交えて、説明されています。
いうならばこれは西野さんのマーケティングスキルの完全なるネタバレといっていい本だと思います。
この本の帯で秋元康さん(AKB48グループプロデューサー)が、
西野亮廣は、惜しげもなく、手品のタネを教えてくれている。ただ、西野亮廣は天才的なマジシャンだということを忘れてはいけない。
と書いていますがまさにその通りでしょう。
テレビでは「炎上商法」と言っている人が多いですが、この本を読むと決して奇をてらったりすることなく王道の商売をめちゃくちゃ綿密に計画していることがよくわかりますね。
ビジネス書として純粋に面白いのでぜひ読んでほしい一冊です。というか、ビジネスの興味がある人は必読といっても過言ではない一冊になっていますよ!
アイデアを実現するために疑問を投げかけ、ステップを踏む技術
この本を読んでいると、西野さんの逆算能力の高さにびっくりする。『革命のファンファーレ』を読めばわかるのですが、アイデアを実現するために必要な疑問を投げかけ、解決するための具体的なステップを着々と踏んでいるのです。
例えば、『えんとつ町のプペル』を作るときは一人で作ることに疑問を持つことから始まります。
なんで一人で絵本を書いているのか?
↓
絵本を分業制にしたい。けど、お金が足りないから分業にできない
↓
お金を集めるためにクラウドファンディングを使おう
↓
お金は信用を数値化したもので、クラウドファンディングは信用をお金に換算するものだから、信用を積み重ねよう
↓
…
といった形で、確実に逆算しているのです。本を読むと詳しいステップや考え方、具体的な方法などめちゃくちゃわかりやすく書いているので、まぁ読もう。参考にならないわけがない。
がっつり無料公開されてたwww(そして終わってた)
本の紹介を書くときにはあまりネタバレにならなように細心の注意を払っているのですが、西野さんのブログでがっつり無料公開をしていました笑
買うかどうか悩んでいる人は一回読んでみたらいいですね!
*2024年現在、無料公開が終わっていました。(そもそもLINEブログが終わっていました。)