以前、大学院生の時に学会から戻ってから以前から持っていた『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』を改めて読むようになりました。
TEDやスティーブジョブズのプレゼンってかっこいいですよね。自分もあんなプレゼンをしたいと思います。
一番有名なのはiPhoneのプレゼンですかね。あとは、スタンフォード大学の卒業式のスピーチでしょう。
わたしは、こんなプレゼンはできないと思っていたのですが、『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』の本を読んでいたらスティーブジョブズのプレゼンは学ぶことができることがわかりました。
ジョブズの準備の仕方やプレゼンテーションのやり方を正確に学びさえすれば、誰でも、あのすごい力が使えるようになる。彼のテクニックのごく一部を活用しただけで、一歩抜きんでたプレゼンテーションができる。
ジョブズと同じように話すためには努力が必要だ。大変かもしれないが、その苦労が報われるだけのものがキャリア、会社、自分自身に返ってくる。
p7、12より
もちろん、相当な努力が必要なことはわかりますが、努力することでできるとわかるだけでも励みになります。
本書に書いてあるプレゼンのノウハウ
本書はジョブズのプレゼンと同じように、3部構成になっています。
第1幕「ストーリーを作る」
- 構想はアナログでまとめる
- 一番大事な問いに答える
- 救世主的な目的意識を持つ
- ツイッターのようなヘッドラインを作る
- ロードマップを描く
- 敵役を導入する
- 正義の味方を登場させる
これ、意外と忘れがちな気がするんです。魅力的なプレゼンをするためにはストーリーを、力を込めて作る必要があります。
ストーリーを届けるために表現するわけですからね。
第2幕「体験を提供する」
- 禅の心で伝える
- 数字をドレスアップする
- 「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
- ステージを共有する
- 小道具を上手に使う
- 「うっそー!」な瞬間を演出する
プレゼンで体験を作るという発想はなかなか思いつきませんね。しかし、「こんな生活になる!」と具体的にイメージさせることができれば素晴らしいですよね。
第3幕「仕上げと練習」
- 存在感の出し方を身につける
- 簡単そうに見せる
- 目的にあった服装をする
- 台本を捨てる
- 楽しむ
プレゼンを魅力的に魅せるための話し方やしぐさのコツが書かれていますね。
プレゼンをするときにぜひとも意識を変えたい
この本を読み、技術を身につけるためにはプレゼンの意識を変える必要があります。
学校の授業などで言われているプレゼンの作り方と、この本で紹介しているプレゼンの方法は真逆といっていいでしょう。
プレゼンの認識というのは学校でも、周りでもこんなことが言われています。
- まずパワポを作る
- 箇条書きをする
- スライド見ただけで情報がしっかりと入るようにする
- 練習は最悪しなくてもスライドができていればなんとかなる
- ジェスチャーはいらない
もし、上に書いたことを一つでも思っていたら、いますぐ忘れたほうがいいでしょう。
専門用語を減らし、スライドシンプルにし、聞いてくれる人に驚きとストーリを伝える。まさに、情報+エンターテインメント=インフォテインメントと呼ぶにふさわしいものを私たちは目指すべきなのです。
プレゼンテーションは多くの場面で必要になります。どうせやるのであれば、聞いている人の心を動かし、現実を変えるようなめちゃくちゃすごいプレゼンをしたいじゃないですか!