こんな記事を見つけたので、共有します。いわゆる「考えすぎ」問題について書かれています。
この記事では「考えすぎるべきではない、どのようにして考えすぎる癖を直すべきか」について書かれています。
この記事を紹介しつつ、自分で感じたことを共有します。一意見として読んでください
考えすぎてしまう私たち
自分たちは日々いろんなことを考えています。そして、自分の手でよい生活をつかみ取るためにも考えることは重要で、必要なことです。しかし、一方で考えることが習慣になると新しい問題に直面します。
それは、「考えすぎる」ということです。
「この選択は本当に正しいのだろうか?」
「今決断をして初めてもいいのだろうか?」
「これからどうすべきか?」
一度考える習慣を身に着け、考えることの有用性を知ると、私たちは思考から抜け出せなくなります。そして、本来は最善の行動が目的であったはずがいつの間にか考えることが目的となっている。そんな経験はありませんか?
私はよくあります。考えすぎてしまい、結局何をすべきなのかが決まらず、時間だけが過ぎてしまい、結局〆切や制限時間ギリギリになって慌てて行動したことは一度や二度ではありません。しかも、考え続けた割に良い行動にならずむしろ最初の案が良かったり、行動が遅いせいでタイミングをつかみ損ねてしまったこともあります。
チャンスはタイミングを逃すと2度目はなかったりするのです。
「考えすぎ」あるある(考えすぎる人の特徴)
考え続けることが善である
考え続けることが善であると無意識に考えがちです。考えすぎるのが癖になっていると、こんなことを頭の中で考えています。
「いきなり動くと失敗したり、取り返しのつかないことになる。だからまずは考えるんだ。」
たしかに、事前に考えることも大切ですが、考えすぎると
1判断力が鈍る
2結局いつ動き始めればいいのかわからなくなる
ということもしばしば。考えることは大事である一方で考えすぎなのも問題です。
まずはじっくり考えるべき
さっきの話と似ているけど、始める前にまずは考えましょう。ってやつです。
多くの人(自分も含めて)はじっくりと吟味することが大切だと思いがちです。実際、吟味することは大切です。じっくり考えることでアイデアが出たり、解決策が見つかります。
しかし、「いつ始めるのか?」という期限を決めないで完璧な策が見つかるまでじっくり考えてしまうと、考えることがかえって悪手になってしまうことも。
動き始めるために考えるわけです。ただでさえ、最近は技術の発達によってスピード感が今まで以上に早くなっています。考えすぎてタイミングを逃さないようにしたいものですね。
長期計画と中期計画を立てるべき
考えすぎると何事も中期計画や長期計画を立てるべきと思いがちです。自分もその癖があるので気を付けているのですが。
中期計画や長期計画という言葉は経営でよく使われます。3年、5年、10年といった長いスパンでの計画を立てましょうという考え方です。
大きな規模の会社などでは長いスパンの計画をもとに投資をしたり、サービスを展開します。この計画こそが会社の考え方であり、行動であるので重要だったりあします。
しかし、私たち個人の生活を考えたり、小規模のビジネスを行ううえでは長期スパンの計画は意味を成しません。なぜなら、長期の計画を自分一人で建てても絶対にずれるから。
長期計画は多くの専門家たちが、めちゃくちゃ勉強して専門知識を駆使して立てられます。それでも予測は社会の状況や技術の普及具合によってずれが生じます。
専門家がチームになって、知識やスキルを総動員してもずれが生じる長期計画です。ましてや私たちが一人で建てた長期計画なんてものは絶対に外れます。10年前にインターネットがこれだけ普及している状況を予測できた人がどれくらいいるでしょうか?たぶんかなり少数なはずです。
だからこそ、私たちの人生やビジネスといった小さい規模では長期の計画よりも、方針をある程度考えたらすぐに動いた方が得なケースの方が多いと思いますよ。
長期の計画は幻想、占いの世界だ。マーケットの状況、競合相手、顧客、経済などの手におえないたくさんの要素があるのに、計画を作っただけで、時差氏には制御できないものをコントロールした気になる。
計画は、過去に未来の操縦をさせる。
あなたは臨機応変に振舞わなければならない。やってくるチャンスを捕まえられなければならない。
小さなチーム大きな仕事より
考えることに時間をかけすぎて結果、動けない
これも考えすぎる人の特徴だと思います。
今始めたら何が起こるのか、プロの将棋の棋士のように10手、100手、1000手先を読もうとしてしまいます。私はあるあるです。考えすぎるあなたもそうではありませんか?
それでも悪いことが起こらなかったからよいと評価しがち
考えすぎる人はひたすら考えて何もしないときのリアクションにも特徴がある気がします。
考えすぎてしまった結果行動をしなかったとき、「何も行動していないけど悪いことが起こらなかったから良し」と評価しがちです。
たしかに、マルチ商法の勧誘など、すぐに行動しないで考え、変な行動を起こさない方が良い場合もあります。このようなケースでは、正しく考えて行動しないことが大切なケースは多くあります。
しかし、考えて動かないことで、自分にとってのチャンスを逃すのはよろしくありません。これから何かを成し遂げたい、今の自分よりもさらに成長したいと思っているのであれば何も起こらないということをプラスに考えるべきではないでしょう。
経営の用語で機会損失という考え方があります。
「機会損失」とは「儲け損ない」とも言われ、最大の利益を得る決定をしなかったために得られなかった損失のことです。
「機会損失」の意味や具体例とは?「機会費用」など類語との違いもより
簡単にいうと「チャンスをつかめていれば得ていたであろう利益を行動しなかったせいで得られなかった」ということです。
考えすぎる問題の対策
では、具体的にどうすればよいのでしょうか?How to Stop Overthinkingの記事では以下の6つを進めています。
- 1日を通して意識を高めます。考えすぎると、目標に向かってではなく、目標から離れてしまうことに気づきます。
- あなたの考えを観察し始めてください。 考えを始めるたびに、それをフォロースルーしないでください。 代わりに、単にあなたが考え始めたことに注意してください。 それをするとき、あなたの脳は夢中になりません。
- 思考を専用の時間に制限します。 たとえば、日記を付けたり、毎日の優先順位を設定したりするときは、じっくりと考えてください。 一定の時間、たとえば15分を自分に与えます。 それらの瞬間に、あなたの考えをフォローするのは全く問題ありません。 私たちがやろうとしているのは、絶え間ない思考です。
- あなたの人生をお楽しみください。 昨日と明日についてのあなたの考えをすべて手放してください。 将来どれだけ達成したいか、過去にどれだけ苦しんでも、あなたが今生きていることに感謝します。
- まずは試作品を作る
- とにかく始める
これらの教訓はそのまま頭に入れてもいいくらい有益です。重要なのは考えることではなく何かを始め人生を楽しむことにフォーカスを当てること。なぜなら、考えることは適切な行動をとり、人生を楽しむためだからです。
- 60%のクオリティを許容する
- アイデアと行動をセットにする
- 自分の時間の10%を新しいことに費やす
- 考える目的を明確にする
結論
アイデアが浮かんだらまずは始めよう。計画を立てる必要がある場合は大雑把な方針を立ててすぐに始めよう。
実際に動き始めてからの方がわかることも多く、学びが増えます。そして、具体的に何を解決すればいいのかも見えてきます。実際に始めること以上に学べることは少ないですから。