そのほか

「ひとり空間」を考えることは自分の生活を考えること【ひとり空間の都市論】

こんにちは!きっき(@Kikki_Sato)です。

最近、こんな本を読みました。一人の空間について掘り下げて考えるという面白いテーマでした。

今回は「ひとり空間」という考え方が面白かったので共有します。私たちの生活について考える良い機会になると思いますよ。

私たちの一人の空間について考えるべき2つのポイント

自分たちの身の回りに起きている変化を理解できると、自分の時間の使い方を意識できるようになります。

1.「ひとり」の空間

この本では「ひとり」という言葉を漢字にしないことに意味があります。

なぜ、「一人」や「独り」ではないのかと。この疑問に、先に答えておこう。それは、「ひとり」という平仮名に、「一人」と「独り」の両方の意味をもたせているからである。また、「一人」と「独り」はともに、都市の「ひとり空間」について考えるうえでの重要な意味を含んでいるからである。

まず「一人」と書く場合、これは普通に単位としてのひとりです。

「ひとり」を「一人」と表記すれば、それは人間の数え方や単位となる。たとえば電車や飛行機の交通機関を利用すれば、一人あたりの代金を支払うし、旅館に宿泊すれば、同じく一人あたりの代金を支払う。

続いて「独り」と書く場合について。これは孤独や自由など人数としてよりも感情的な意味合いを含んでいる言葉遣いになります。

「ひとり」を「独り」と表記すれば、それは「孤独」や「独身」を意味する。孤独と独身にはともに、それらを問題視する言説と肯定する言説の両方が見られる。

孤独を問題視する言説は、「不登校のひきこもり」「同僚になじめない疎外感」「自分のことを他者に理解してもらえないという苛立ち」「家族や親戚や知人など誰にも看取られずに死を迎える孤独死」などを取り上げる。

それに対し、孤独を肯定する言説は、「孤独は自己と向き合ううえで必要な時間」「人間は一人で死んでいくのだから孤独は必然」「孤独を味わうことによって、はじめて他者と連帯可能となる」などと主張する。

この2つの意味を持つので、この本では「ひとり」を永続的なものではなく選ぶことができる状態としてとらえています。

本書では「ひとり」をそのような属性としてではなく、「状態(state)」として捉える見方を提示したい。 状態とは、ある時点における、人や物事のあり様である。状態とは、一時的もしくは中長期的なものではあるが、永続的なものではない。  このことから、「状態としてのひとり」とは、一定の時間、家族、学校や職場などの帰属先の集団・組織から離れて、ひとりであるあり様を指す。

今の時代は一人を状態をとして考える方がわかり易い。確かにと思いました。今は家族でいてもネットを通せば一人になれます。また、一人で遊ぶこともできます。そして、自分が望めば複数の人数になることもできます。

そう考えるとひとりでの時間の使い方、ひとりじゃない時の時間の使い方それぞれ考えるべきでしょう。永遠に一人というわけではありません。一人の状態を意識的にも無意識的にも作り出せるわけです。

そうなると、自分は一人の時間を重視するのか、それともなるべく一人の状態を避けるのかを考えなければなりません。自分が一人の状態をどのようにとらえるのかによって生活の作り方は大きく変わってくるからです。

2.空間の定義が多様になってきた

上記では、ひとりの意味合いについて紹介しました。一人の意味合いを踏まえると自分の時間の使い方や生活の仕方を考えることが重要になります。

それに加え、一人になる空間の定義が変わっていることにも気を付けなければなりません。

本書では、個室であるか否かにかかわらず、何らかの仕切りによって、「ひとり」である状態が確保された空間を、総じて「ひとり空間」と呼ぶことにする。何らかの仕切りには、壁や扉のような間仕切りも、ウォークマン、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル・メディアの使用によって立ち上げられる「見えない仕切り」も含まれる。都市の「ひとり空間」は、物理空間のみならず、メディアを介して形づくられ、経験されるという側面をもっている。

 

①住宅、飲食店・商業施設、学校・オフィスビルなどの物理的な形態をともなう次元──サイズやスケール、素材のテクスチャなどをもち、知覚の対象となる。

②頭のなかで抽象的に思考される次元──建築家や都市計画家などの専門家が計画、操作しようとする空間の次元もあれば、専門家に限らず、人びとが住宅の間取りや広さをnLDKという記号や○○㎡という数字で把握する次元などもある。白書などの統計データも含まれる。これらは、言葉や数式や図面などによって、空間の意味が表象される。

③人びとが身体を介して、①を「使う」「経験する」ことによって、②の空間の意味を書き替え、新たな意味を付与する次元──「生きられた空間」と呼ばれることもある。

今は技術やサービスの発達のおかげで、空間が3つの意味を持つようになりました。これが非常に重要です。

自分はどの空間にいるときが最も落ち着くのかを意識することが生活の質を向上されるために考えると良いでしょう。

まとめ

ということで、ひとり空間の考え方をまとめるとこんな感じ。

  1. ひとりとは人数のことだけでなく感情も含まれる状態である
  2. 空間は①物理空間、②頭の中の思考空間、③前述の2つによって新しい意味を持つ空間の3つがある

なぜこれが重要かというと、自分の生活空間は何を重視するのかを意識しなければならないからです。

自分が好きな空間や状態、そして生活の中心に据えたいことを考えてください。今の時代は自分の好きな空間や状態を意識しないと流されるからです。

ついさわってしまうSNS、周りのとの付き合いでいやいや行く集まり、楽しくないのに考えてしまう時間。自分の大切な場所と時間を考えることは自分の生活の軸を守ることにつながります。

私は片づけ生活というサービスを展開しています。ここでは片付けの方法を解説しています。

片付けでも部屋をきれいにすること以上に自分の生活を豊かにする考えを重視しています。

皆さんは自分が思っている以上に忙しいのです。だからこそ、自分にとって大切なことを忘れずに頭に入れてください。

今回紹介した本は自分の生活状況が昔と比べてどのように変化しているのかがわかる良い本だと思います。生活の変化がわかれば自分の理想の生活も見えてきます。

ぜひ自分の人生をあきらめることなく、楽しい生活を送ってください。

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さとうきよふみ
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