マーケティングのノウハウは基本、実践あるのみです。
しかし、いくら実践が大事だといわれてもマーケティングを始めたばかりであったり、これから勉強する段階ではそもそもマーケティングとは何かもわからないでしょう。当然、マーケティングをしようといってもぐ多的に何をすればいいのかもわからないと思います。
マーケティングについて一定の知識を一気に入れるにはマーケティングの情報やノウハウが詰まった本を読むのが一番です。
今回は以下のような方が読んでわかりやすくマーケティングをスムーズに実践できる本を丁寧に厳選しましたので、参考にしつつマーケティングを始めましょう!
[box02 title=”この記事はこんな人におすすめ!”]- これからマーケティングを本格的に始めたいけど、何から手をつければいいのかわからない
- 経営者だけど、地方で周りにマーケティングのことを聞けない。どうすればいいの?
- 自営業だけど、これからどうやって商品を広めればいいのかわからない
- 地方で商売しているけど、歴史もコネもないからマーケティングの力を借りたい
そもそもマーケティングとは?
おすすめの本の紹介に入る前に確認。マーケティングとは何でしょうか?諸説ありますが、私は以下の定義がわかり易くて好きです。
マーケティングとは、売れ続ける仕組みを作ること
詳しい説明は以下のリンクの記事にて丁寧に解説しています。よかったら参考にしてください。
さて、マーケティングについての確認も終わったうえで改めて、マーケティングの本についての話に移っていきます。あと、下記の記事にそもそもわからない人向けの本も紹介していますので参考にしてください。
どんな本を読むべきか?
さて、ここからマーケティング初心者にお勧めする本を紹介します。まず最初に抑えておくべきポイントは、「具体的に初心者はどのようなマーケティング本を読めばいいのか」です。
ビジネスを成功させるためにはマーケティング本が重要だとわかってはいるものの、マーケティングってそもそも何をすることなのかが理解できていない段階では、本格的なマーケティング本を読むことはおすすめしません。
まずは、わかり易く、そして具体的に何をすべきなのかがわかり易く書かれている本を読みましょう。そして、マーケティングを進めるうえで自分が考えるべきことを整理できるようにするのが先決です。
具体的には、以下のようなポイントを押さえるとよいでしょう。
[box05 title=”こんな本を選びましょう”]- 分量が少ない本を選べ!
- 言葉遣いが優しい本から読み始めること!
- 理論よりも具体的な事例優先で学ぼう!
- 読んだら何かしら実践しよう!
わかり易い本を読んで、何か一つでいいからやってみる。忘れないでください。
初心者が読むべきおすすめマーケティング本
1.マーケット感覚を身につけよう
社会派ブロガーちきりんさんの著書。これからの時代に必要な能力として「マーケティング感覚」を磨くべきだと主張している一冊です。
個人的にはこの本は、マーケティングについて理解を深めるための良書だと思います。
マーケティングを理解するためには最初に市場とは何か、そしてその市場に対して自分が目標を達成するためには何をすべきなのかを理解することが重要です。
この本ではマーケット感覚という言葉を用いて丁寧に解説しているので、マーケティングについて勉強したい人は一読してほしい。
2.ドリルを売るなら穴を売れ
「マーケティングって何ですか?」
ということをじっくり知りたい方にお勧めの一冊。ストーリー式になっているので、話を追いながら楽しくマーケティングを勉強できます。
マーケティングを実践して、経営に生かすにしてもまずは「マーケティングとは何なのか?」、「どのような考え方が大切なのか?」を一通り頭に入れると経営の役に立つマーケティングができるでしょう。
3.金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ: 永江一石のITマーケティング日記
こちらの本では永江一石(ながえいっせき)さんという現在コンサルタントをなさっている方が、マーケティングについての様々な疑問に答えています。
著者のメルマガでの質問や実際のクライアントさんの事例などを元にマーケティングについて語っているので、内容は非常に具体的かつ実践的です。
この記事の最初にも書いたとおり、マーケティングは実践してなんぼ。この本の内容はそのまま実践してもよいのではないかというくらい具体的なので、経営者の方は騙されたと思って一回読んでください。
また、同著者のマーケティングに関するQ&Aをまとめた本はこの本以外に2冊あります。ぶっちゃけ全部読むとマーケティングとは何かがかなりわかりますし、経営改善のアイデアがたくさん出てきますよ。
4. BUSINESS FOR PUNKS(ビジネス・フォー・パンクス)
めちゃくちゃはじけている経営の本。アイデアと行動力で世の中にインパクトを残すビジネスを興したい人は必ず読むべき名著です。
この本はとにかく面白い。ビジネスを作って行動することが楽しみになります。わくわくするビジネスを生み出したいのであれば絶対に読んでほしい。
ちなみに、私はこの本が非常にお気に入りなので、モチベーションを上げる本としても愛読しています。
5.100円のコーラを1000円で売る方法
マーケティングのことがわかり易く学べると評判でベストセラーになった本。
物語形式なので、さくさく読みながらマーケティングのことを勉強することができます。この本ではマーケティングにおいて重要な「顧客視点」が学べます。
顧客視点はいうのは簡単ですが、実践が難しい。商品の企画やマーケティング戦略で顧客視点をそのように実践すべきかを優しく書いている本は少ないのでおすすめです。
また、続編やコミック版もあるので好きなものを読むといいかもしれませんね。
6.不変のマーケティング
マーケティングの実践的なコツをたくさん挙げている本を読みたいというのであればこの本がおすすめ。
経営コンサルタントである著者のクライアントが実践した成功したノウハウや過去に成功を収めたマーケティングのわかり易い解説が中心で、すぐに始められるのが本書の良いところ。
この著者はたくさんの本を出しているのですが、本書はその中でもマーケティングって何をすればいいの?という方におすすめの一冊です。
「あ、これやってみたい」と思える実例が合ったら躊躇なく始めましょう。具体的なアクションを起こすことで変化が生まれますからね。
7.究極のマーケティングプラン シンプルだけど、一生役に立つ!お客様をトリコにするためのバイブル
マーケティングの計画を立てるためのポイント、具体例がものすごく丁寧に書かれている良書。
マーケティングをするというときにどうやって計画を立てればよいのかわからないという人は意外と多いです。この本を読めばマーケティングとしてやるべきことがわかります。
「正直、早く利益を上げたいから勉強している時間がない!」という人はこの本を片手に実践すべき内容を理解し、巻末のマーケティングプランニングシートを記入しましょう。
シートには具体的にやるべき項目が網羅されているので、記入するだけであなたのビジネスをどのようにマーケティングすべきかが鮮明になります。
進めている人が意外と少ないですが、マーケティングの初心者の人は「不変のマーケティング」とともに具体的なマーケティング活動の説明書としておすすめです。
8.売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則
マーケティングで守るべきルールが22個にまとめられている本。
どんなビジネスをしていても必ず理解しておくべきマーケティングの原則ともいえる考え方がわかり易く、しかもコンパクトにまとめられています。
マーケティングを実践するときには、教科書的な用語の暗記や広告などの具体的な手段を知る前に、そもそもどんなことを意識しながら活動をしなければならないのかを理解ることが重要です。これがマーケティングの基本的な考えだとも言えますね。
通常、マーケティングの考え方について解説している本は分厚い場合が多い(中には1000ページくらいあるものも…)のですが、この本は非常に珍しく普通のビジネス書と同じくらいの厚さなので完読することができます。
内容は『100円のコーラ』や『ドリルを売るなら』などの本よりは堅くなっており難しいと感じるかもしれませんが、マーケティングで重要な考え方をしっかり理解することで自分のアイデアが間違たものになっていないか点検することができるので一読をお勧めします。
9.沈黙のWebマーケティング
今やPC、タブレット、スマートフォンを全く持っていない人を探すのが難しいといえるくらいネットが普及してきています。経営者としてはネットを使っている人へのマーケティングも考えるべきでしょう。
Webマーケティングの本の中でわかり易く、読みやすい、そんで実践しやすい本といわれるとこれかなぁと思います。
サイトの作り方や計画の立て方など初心者が必ずやるべきWebマーケティングの基本がすーり形式でわかり易く説明されているのがありがたいところ。
サクッと読んでWebマーケティングを始めましょう。
また、Webマーケティングはできることがたくさんあるのでいろんな本を読む必要があります。下記リンクの記事にて自分が今まで読んでおすすめできるウェブマーケティング本をまとめました。参考にしていただけると幸いです。
10.ここらで広告コピーの本当の話をします
「コピーライティングとマーケティングってどんな関係があるの?」という疑問に一番わかり易く答えているのがこちらの本。
よく「マーケティング=コピーライティング=かっこいいキャッチコピーを作る」みたいな考えを持つ人がいます。
たしかに、集客をする、商品を買ってもらいやすくする等、商売で広告やチラシなどのコピーライティングは必要ですからね。就職活動でもマーケティング職を探すとほとんどが広告だけということもざらです。
しかし、コピーライティング、広告はマーケティングで重要な活動ですが、あくまでマーケティング活動の一部であることは理解しましょう。その方が、コピーライティングもお客様に刺さります。
とまぁ、コピーライティングを勉強するのであればマーケティングとの関係性を把握したうえでどのようなコピーを書くべきなのかを学ぶ必要があります。ここら辺の説明が本書が一番わかりやすかったです。
11.究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル
マーケティングに活用できるコピーライトを学べる良書の中で一番ポイントがコンパクトでやるべきことが具体的にわかりやすく解説されている本がこちら。
先ほども、コピーライティングはマーケティングとの関わりを意識したうえで学ぶことが重要だと述べました。
簡単に言ってしまえば、「実際に経営をしていて何とか売り上げを上げたい、経営を改善したい人」にとってはかっこいいコピーの書き方を学ぶよりも商品が売れるコピー、集客に貢献してくれるコピーの書き方を学ぶ方が1000倍重要です。マジで。
この本はそんな結果が出るコピーの書き方の手順を1から丁寧に解説しています。チラシ、ウェブサイト、ホームページ等媒体に関係なく使えるノウハウがまとめられていますのがうれしいところ。
いままでまともにコピーライティングをしたことがない人はこの本を片手に文章を書いて、広告を始めたり、チラシを配ったりするといいでしょう。
最後に
今回はマーケティングのマの字も知らない初心者がマーケティングを勉強するときに読んでほしいおすすめの本を紹介しました。
どれもわかり易くてマーケティングの学習初めにぴったりです。しかも、読んだ後すぐに実践に移すことができる本ばかり。
マーケティングの世界は勉強すればするほど面白い。これは間違いなく言えます。ぜひ、本を読み、少しずつ実践しながらマーケティングを楽しんでください^^
良い本があり次第、随時更新します。