そもそもマーケティングがわからない人向けのおすすめ入門本6選【学び初めにぜひ!】

この記事ではマーケティング初心者、特に、現在「マーケティング」という言葉以外何もわからず、これからマーケティングについて1から勉強する予定の方が読むべきマーケティング入門本をまとめました。

マーケティングは商品やサービスが売れる仕組みを作る技術なので、経営を行う上でとても強力な武器になります。

一方でいざ勉強してやってみたいけれども、どうやって勉強して、どこから取り掛かればいいのかもわからないのも事実。まずは今回紹介する本を読んでマーケティングの意味、用語、考え方を理解するようにしましょう。

[box02 title=”この記事はこんな人におすすめ!”]
  • マーケティング?何それ美味しいの?
  • マーケティングって聞いたことあるけど、何をするのかよくわからない
  • 仕事や経営でマーケティングをしようと思っているが、そもそも意味が分からないので話ができない
[/box02]

マーケティング初心者が歩むべき2段階

マーケティング初心者に向けた本をこの記事ともう一つの記事の2つに分けました。

最初は初心者向けの本紹介ということ1つの記事にしようと思ったんです。しかし、「マーケティングを勉強し始める初心者」といっても2つの段階があります。それは、

  1. そもそもマーケティングって何?どんなところで使われてるの?
  2. マーケティングって具体的にどうやればいいの?

この2つは一つにしてはいけないなと。

①は知識としてのマーケティングを学んでマーケティングの大まかな考え方と、全体像を理解する段階です。そして②は全体をざっくり理解したうえでマーケティングを経営に活かすためには何をすればいいのかを学び、実践する足掛かりを得る段階だと考えています。

①と②をまとめて学んでも良いのですが、いきなり両方一気に学んでしまうと消化不良を起こして「ところで自分は今何のためにこの本を読んでるんだっけ?」となる人も多いと思います。

そうなると頭の中が整理できず、勉強時間とかけた費用にわりに理解ができず、実践もできないとなってしまうのはもったいない。どうせなら効率よく勉強して、速く仕事に活かしたいところですね。

ということで、マーケティング初心者向けのおすすめ本のまとめ記事も①と②を分けました。この記事は①の方向けの記事です。②の方向向けの記事は後日出しますので、お楽しみに。

ちなみに、10分でマーケティングについて簡単に学べる記事を自分も書いているのでよかったら参考にしてください。

関連記事:マーケティングとは何か?10分でわかる経営改善、集客に使える基礎知識

マーケティング入門者向けのおすすめ本6選

前置きが長くなりました。ここからマーケティング入門者向けのおすすめ本6冊をまとめて紹介します。

どの本も読みやすくマーケティングの全体像を掴みやすい本を選びましたので、是非参考にしてください。

1.マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

マーケティング用語を使うことなくマーケティングで最も重要なの考え方を学べる数少ない本。

マーケット感覚とはざっくりいうと「市場を理解する力」、「取引されている場面を想像する力」、「価値を理解する力」のことを指しています。

この本に書いてあるマーケット感覚は自分の商売感覚を磨く上で基礎になる能力と言っても過言ではありません。

ビジネスのことを深く理解するための一冊として非常におすすめです。

関連記事:『マーケット感覚を身に着けよう』はマーケティングの基本的な考え方を知りたい人にこそおすすめ!

2.ドリルを売るには穴を売れ

営業とマーケティングの違いが簡潔な文章とストーリでわかる一冊。マーケティング用語も初学者がわかるよう親切に解説してくれているのが嬉しいところ。

マーケティング学習の初期段階では「マーケティングとは何かが具体的にイメージできるかどうか」が重要です。

この本では身近なテーマをもとに、会話形式の丁寧な解説をしてくれているので、マーケティングをイメージしやすいと思います。

3.はじめてでもよくわかる! Webマーケティング集中講義

WebマーケティングはPC、タブレット、スマートフォンなどネット媒体を軸としたマーケティング活動です。10年程前まではそこまで影響力がなかったものの、今やマーケティング活動の主流となってきました。

この本ではそんなWebマーケティングの仕組みについて学べます。

ただしこの本では具体的な施策については書かれていないので、あくまで「PCやスマホでどうやってマーケティングをしているの?」という疑問を解決してくれる本だと思って読んでください。具体的なwebマーケティングの方法については別の本で補いましょう。

「じゃあこの本いらなくない?」と思う人がいるかもしれませんが、Webマーケティングの考え方をある程度理解してからのほうが具体的な活動が行いやすいはずだということを理解してください。

なお、同じような本でデジタルマーケティングについて書かれた本もありました。こちらも基本方針は上記の本と一緒でした。

4.100円のコーラを1000円で売る方法

続編が多く出版され、漫画版も発売されている人気のマーケティング入門書の一つです。ある会社を舞台に、マーケティングを学び、売り上げを伸ばすストーリーを読みながらマーケティングを学べます。

「100円のコーラを1000円で売る方法」とタイトルはなっているものの、舞台は経理ソフトの会社なので、正直なんでこのタイトルにしたのかは謎。

しかし、内容はマーケティングの初心者が誤解しやすい内容を重点的に取り上げてくれているので頭に入り易いと思います。

コミック版ですと更に概要を短時間でつかめるのでこちらでもいいかも…

5.これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング (SB新書)

身近な疑問を解決しながら、マーケティングの基本を学ぶという形式をとった入門書。マーケティングは理論だけを聞くとややこしく思えます。「で、実際にどうすればいいの?」と思ってしまうんじゃないでしょうかね。

この本では実際の事例を取り上げて解説しているので、「これがマーケティングか!」と理解できると思います。何事も事例から学ぶとイメージが付きやすいですよね。マーケティングも例外ではありません。

こちらもコミック版があるのでよかったらどうぞ。

6.この1冊ですべてわかる 新版 マーケティングの基本

今回紹介する本の中では最も内容が堅い本です。マーケティングの考え方と用語が一通り網羅されています。

マーケティングの用語を断片的に聞いたことがある人がマーケティング用語をざっと復習するのに良い本だと思います。仕事でマーケティングを行う時にはどうしても用語を理解しないと話が進まない場面では、こういう本が重宝するケースは意外とあるかもしれません。

しかし、本の作りがやや堅めなので、上で紹介した本で考え方を理解したら以下の記事にて紹介する本で一気に実践に移るのもあり。初心者にとってはそこまで読みやすい本ではないかもしれません。

最後に

今回は「そもそも、マーケティングって何?」というマーケティング超初心者(入門者)がマーケティングの用語や考え方、いくつかの事例を学ぶのに最適な本を6冊に厳選して紹介しました。

マーケティングの学び初めの段階では、用語を学んだり体系的に学ぶよりも、具体的な事例やマーケティングの考え方を理解することに集中したほうが理解が早いと思います。

今回の本で「マーケティングってこんな感じかな?」とぼんやりでも理解できたら、実践的に学べる本を読んで、活動を始めましょう。

マーケティングは新しい情報が出るのも早いですから、基本を押さえた後は最新の事例やノウハウをネット・新しい本等でアップデートしつつ実践に活かすこととなります。

初心者がマーケティングを実践するために読むべき本(先ほどの②の段階ですね)はまた別の記事でまとめますので楽しみにお待ちください^^