梅原大吾さんが語る「『ココこそが自分の道だ』という納得感」

今回はプロゲーマーの梅原大吾さんが本の中で人生に対する納得感について語っている部分があったので共有します。本当は名言という形で一言を紹介したかったのですが良い言葉が多かったのでご勘弁を。

あがくことで自分の進む道への納得感を得る

引用箇所はすべて「悩みどころと逃げどころ」という本から抜粋しています。

自分の器はやりきらないとわからない

今、僕が「おまえ、いい人生を送ってるじゃん」と自分自身に向かって言えるのは、もちろん成功したという結果もあるけど、「ココこそが自分の道だ」という納得感があるからなんです。その納得感はたとえ敗北してても、もしくは今みたいに認められてなくても、得られてると思います。 なぜかと言うと、とことんまで頑張って、あがいてあがいてあがき尽くすと、自分の器というか、〝分〟みたいなもの、役割とか居場所みたいなものがわかってくるから。

1回やったくらいじゃ「これは自分の進むべき道なのか?」ってわからないですよね。自分で決めたことをやりきることで、向き不向きというものはわかるんじゃないかな?

梅原さんの言葉を借りると「自分の器」はやりきることで見えてくるというわけです。納得

自分の領分が見つかると人生が充実してくる

とことんあがくと、自分という人間がだんだん見えてきて、これ以上は高望みなんだなとか、自分はもうここより上には行けないんだなっていう、位置づけが見えてくるんです。もともと運命的に与えられている「自分はこれぐらいの人間なんだ」っていう器の大きさがわかってくるんですよ。

器って成長の限界ってことじゃないんですよ。この器が自分にとっての人生のフィールドで、つまりここが自分の領分で、その中で頑張ればいいんだなと確信できたら、すごく「いい人生」だと思うんです。

どんなことでもある程度やってみると、「自分はこの分野ではこれくらいできるけど、これ以上はできないかな」、「あ、これだったらもっとのめりこめるな」、「たとえ成功しなくてもここにエネルギーを目いっぱい費やしたい」等々感じることがあります。

自分もゴルフと受験勉強では似たような感覚があったので。

ゴルフは小学生の時にはまっていましたが、1,2年続けていると自分で「プロを目指すほどは頑張れないな」と感じました。今も続けていますが、一生をかけられることではありませんでした。

受験勉強では「良い大学へ行って良い就職を」なんてことはみじんも考えていませんでした。ただ、限られた時間を全部勉強に費やして目標を達成するために持てる力をすべて出して頑張ったという自信があります。

今振り返れば、青春を謳歌することもなく、勉強の効率も悪かったのですが、自分の中ではすべてをかける「死ぬ物狂い」の気持ちでやり切ったので後悔はありませんし、自分の器みたいなものを合格結果と共に知れたので良い経験でした。勉強したことが大学に入ってから役に立ったのもうれしいおまけ。

一つの分野で突出した結果を残せる人は一部です。自分がその一部に入れる可能性は低いかもしれません。それでも、精いっぱいやることで自分という人間を自分自身が理解できるようになりますし、自分の器が理解できて今までの経験が一つずつ自分のものになることで開ける道ってあると思うんです。

無駄なように見えてやって損することはないってことはぜひ理解してほしい。まぁ、周りの人には「なんでそんな時間をそれに費やしたの?」なんて言われるかもしれませんが、自分で納得できれば良しとしましょう^^

打ち込めば納得できる

とにかく頑張って打ち込めば「コレだ!」感が出てくるし、出てこなければ、それはやっぱり違う分野なんだと理解できる。

たとえ何も見つからなくても、とことんあがいておけば、「自分にはそこまでやりたいことがないんだから仕方ない。それならそれで生きていこう」って開き直れる。それを自分の器として納得できる。そう考えるのはやっぱり難しいのかな?

結論、何か気になることがあったらある程度時間をかけて打ち込めばいいんじゃないかって話。とことんやらないで自分の中で「もしかしたらやれたのではないか…」なんてしこりが残るのが一番悲しいです。

やりきってそんなに結果が出なくても、自分のできることを精いっぱいやったなら納得できると思いますよ。

満足のいく努力ができるために

結局自分の中で満足できる努力をするためには

  • まずはやりきる
  • ダメな時に次へ切り替える

という姿勢が基本だったり。最後に。

自己決定した上でとことん頑張ったなら、受け入れられるんじゃないかな。敗北が受け入れられない人の多くは、とことんやってないんですよ。そして自分でもそれがわかってる。後悔が残るとしたらソコなんです。

ということで後悔の無いように歩んでいきたいものだなと感じました。