【Chikirinの日記の作り方】メディアの運営方針を作ることの重要性を再認識した話

kagoshima-Kirishimajingu

さて、今回はこんな本を紹介します。

有名なブロガーのちきりんさんが自分のブログが有名になり多くの人に読まれるに至った運営方針やブログの作り方について書いています。

私自身ブログを書いているので、ブログの運営方法やアクセスアップの方法は気になるのでいろんな本や記事を読んでいたりしています。その中で、この本に出会いました。

『Chikirinの日記の作り方』で学べること

私は最初、この本を読む前は「この本を読めばアクセスが月100万になって、有名になれる方法がわかるぞ~」なんてことをのんきに思っていました。アホ丸出しです。

しかし、実際に読んでみるとアクセスを100万にすること以上に大切なことが書かれていました。以下、具体的に書き並べることとします。

ブログで何を書くのか?

これはブログを書いたことのある人であれば誰しもが抱く悩みでしょう。そして、動画であっても紙媒体であっても何かを発信する人であれば必ずぶつかる課題だと思います。

ブログを書くときも、「何を書くか」ではなく、「今日は何を伝えようか」が最初に決まります。それは、誰かと話している時や、本や雑誌を読んでいるとき、ネットで遊んでいる時、さらにはお風呂に入っている時や電車の中でぼーっとしている時などに、いきなり「あっ、コレを伝えたい!」と突発的に浮かびます。

ちきりんさんの場合は伝えたいことを軸にするとのこと。しかし、これはちきりんさんのスタイルであって自分に合うかどうかはまた別問題です。

そして、自分にとってどんな発信媒体が最適なのかも人によりけりです。

時々「ちきりんさんは、ブログネタをどうやって見つけているのですか?」と問われるのですが、私の場合は「日記を書くためにネタを探す」という発想はありません。 今日、考えたことを文字にして書き留める。それは私にとって、ご飯を食べるとか、お風呂に入るといったこととほぼ同じくらいに自然な、日常の行為なのです。

生活スタイルや過去の体験、時代の流行等多くの点で自分が発信できることは他人と異なります。自分は何が発信できて、どの媒体が良いのか?改めて検討していきたいものです。

プライバシーの取り扱い

基本的に私たちは無名で、事務所のバックアップなんてものはありません。ですから、自分のプライバシーの取り扱いは自分で決めることとなります。具体的には、

  • 顔を出すのか?
  • 本名?ペンネーム?
  • 自分の生活や趣味をどれくらい出すのか?
  • 所属組織

などでしょう。自分が発信する内容、または生活への支障を考えると、どこまで自分というものを出すのかを自分でコントロールする必要があります。

私は割と公開しています。公開しても問題ないのと、所属組織もないので笑

それでも住所は絶対に出しませんし、身内の顔や本名は母以外は出さないようにしています。

インターネットはすぐに情報が公開、拡散できるので公開してからなかったことにはできません。「デジタルタトゥー」の問題(公開した情報が拡散して消えないものになるという意味)などが分かりやすい例です。十分に気を付けたいところです。

本の執筆や依頼を受諾するかどうか

こんなことを考えられる時点でうらやましいのですが、先に考えておくと良いかもと思いました。

何かというと、本の執筆依頼や外部のメディアへの記事の投稿依頼を受ける判断基準を作るという話です。YouTuberでいうところの「企業案件」ってやつです。

本を読むに、ちきりんさんは依頼に関しても明確な基準があります。

紙であれネットであれ他のメディアに、自分のサイトには載らないおもしろい文章を書い てしまったら、読者にとって「 Chikirinの日記」は、“ お古コンテンツ” の格納場所に見えてしまいます。それではOwnMediaを育てることはできません。最もおもしろい、最も新しい文章は、常に自分のサイトで発表する、これが原則です。

たとえ良い仕事だとしても、自分のメディアの運営のプラスにならないものは断る。この姿勢がちきりんさんのブログを成長させる大きな要因の一つになっているのでしょう。

自分も将来このブログが大きくなっていろんな仕事を頂けるようになったら、断るのか引き受けるのか?そして、どのような基準で仕事を受けるのか。時間はたっぷりあるんドえ今のうちに考えておくことにしましょうかね。

メディアの目指すところ

自分のブログやサイトの目指すところは何なのか?自分も日々考えてはいますが、なかなか明確とは言えない部分もあります。

本文を読むとちきりんさんはブログの目指すところがはっきりしています。

私が目指したいと考えたのも、やたらと読者が多いブログというよりは、雑誌やCSの専門チャンネルのような“想定読者のプロフィールが、絞り込まれているブログ”でした。その絞り込みの条件は、年齢や性別、職業や社会的立場ではなく、「社会的な事項について考えることが好きかどうか」とか、 「考えることについての姿勢」に関するものです(旅 チャンネルだって、年齢や性別、 職業でなく“ 旅が好きな人” にターゲットしているのだから、こういう条件設定は特殊なものではありません)。

これだけ、ブログの目指すところが決まっていると運営方針も自分で設定できますし、ターゲットも決めやすいでしょう。

自分もこの本を読んでからブログ運営方針を見直しました。

わかりやすい言葉で自分がブログを書いたり、クリエイティブを作る目的を人に説明できるか?

これは大きなビジョンを人に示す意味で欠かせないものです。今すぐ考える時間を作りましょう!

記事の作成手順

記事の作成手順もちきりんさんは明確でした。これについては別の記事でコメントしようお思います。

ここで重要なのは、

自分の言葉で簡潔に説明できるか?

ということ。簡潔に「こうすれば自分のブログはできる」と説明できるくらい手順をシンプルに、分かりやすくしましょう。そうすれば、メディア運営が楽になります。

自分もこれから作成手順のブラッシュアップをはじめようと思います。今メディアを作って運営しているあなたもぜひやりましょう。

最後に

ブログ運営に限らず自分で発信する媒体を作るときに大切にすべきこと。それは「自分だけのメディアを作るために大切なこと」、そして「自分のメディアを作って生活を楽しくするために意識すべきこと」でした。

本気で何かを始めるときにはノウハウも大事ですが、ビジョンだったり重いといった根本的な部分を重視すべきなのだなと痛感しました。一番大切なことに気づかせてくれた良書でしたので、ぜひ読んでみてください。

[box03 title=”これだけは頭に入れて帰ってね!”]

明確な運営方針はメディアの成長につながる

[/box03]

[box01 title=”考えてみてね”]

自分で運営している媒体がありますか?もしあったら自分のメディアに合う運営方針を考えてみましょう

[/box01]