シリコンバレーの大富豪が教える習慣を変える5つの秘訣【シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント】

「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」の内容を参考に習慣を変えるためのヒントを5つ紹介します。

どんな人でも自分の中で変えたい習慣はあるはずです。

ナヴァル・ラヴィカントって誰?

そもそもナヴァル・ラヴィカントって誰なのかを確認します。自分はこの本を読むまでは知らなかったです。wikipediaのページを見てみます。

Naval Ravikant is an American entrepreneur and investor. He is the co-founder, chairman and former CEO of AngelList.[2] He has invested early-stage in over 200 companies including Uber, FourSquare, Twitter, Wish.com, Poshmark, Postmates, Thumbtack, Notion, SnapLogic, Opendoor, Clubhouse, Stack Overflow, Bolt, OpenDNS, Yammer, and Clearview AI, with over 70 total exits and more than 10 Unicorn companies.[3][4]

このまま英語で書かれても分からないので、翻訳ソフトに入れるとこんな感じ

Naval Ravikantはアメリカの起業家であり投資家です。彼はAngelListの共同創設者であり、会長であり、元CEOです。彼はUber、FourSquare、Twitter、Wish.com、Poshmark、Postmates、Thumbtack、Notion、SnapLogic、Opendoor、Clubhouse、Stack Overflow、Bolt、OpenDNS、Yammer、Clearview AIなど、200以上の企業に初期段階で投資しており、70以上の企業を売却し、10以上のユニコーン企業を持っています。

多くの事業を起こし、売却しつつ、投資家としても成功している方です。彼はUberなどの有名企業にも投資して成功を収めています。アメリカの起業家の中でも非常に有名な人物だそうです。

それにもかかわらず、ネット上の情報が少ないため、本当に有名なのかと疑ってしまうのは私の悪い癖です。本を出版する都合上、有名と言っているけれど実際にはそうでもない人なのか、それとも表舞台にはあまり出てこないが知っている人は知っているというタイプの人だから情報が少ないのか、判断が難しいところです。

どちらにしても、自分のためになる本であればそれで良いですよね。

習慣を変えるための方法、5つのヒント

変えたい習慣を1つ選ぼう。変えたいと強く願おう。変わった自分を心に思い描こう。

ONE PIECE6巻より
剣士として最強を目指すと決めた時から命なんてとうに捨ててる
ここまでのレベルではないとしても、変えるんだと強く願うことがスタート

重要な言葉は「1つ」と「強く願おう」の2つです。

まず、変えたい習慣は1つだけ選び、取り組みます。一度に複数の習慣を変えようとすると労力や意識が分散され習慣を変えにくくなってしまいます。

何かを変えたいと思うのは、欲望だ。変えることに成功するまで苦しみつづけることになる。だから欲望を持ちすぎてはいけない。どんなときでも、目的意識とモチベーションを持つために、人生の大きな目標を1つ選ぼう。

なぜ「2つ」ではいけないのですか?  

気が散るからだ。

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカントより

また、マルチタスクは生産性を著しく下げることを示す研究もあるように、2つ以上のことを同時に行おうとすると効率が悪くなります。噂では女性の方がマルチタスクが得意だという話もありますが、今回参照した研究では性別による差はなかったそうです。

ちなみに、私が好きでよく読んでいる「エッセンシャル思考」の本の中でも次のようなことが書かれています。

ですので、ラヴィカントさんの意見に従うんであれば変えたい習慣を一つにし、その一つを達成するための活動に集中できるツールを使ったり、環境整備をしていくのが良いでしょう。

「継続する技術」のようなアプリを使うとタスクが絞れていいですよね。アプリを使わずに習慣づけをしたい方は手帳や付箋に変えたい習慣と達成するための行動を書いくと良いでしょう。毎日見ることで自分のやる気をキープします。

Google Play で手に入れよう
AppStoreでダウンロード

そして、習慣を一つ選んだらそれを強く願いましょう。これも非常に重要なポイントです。

つまり、心が呼ばなければ、やり方も見えてこないし、成功も近づいてこない。だからまず強くしっかりと願望することが重要である。そうすればその思いが起点となって、最後にはかならず成就する。だれの人生もその人が心に描いたとおりのものである。思いはいわば種であり、人生という庭に根を張り、幹を伸ばし、花を咲かせ、実をつけるための、もっとも最初の、そしてもっとも重要な要因なのである――。

ただし願望を成就につなげるためには、並みに思ったのではダメです。「すさまじく思う」ことが大切。漠然と「そうできればいいな」と思う生半可なレベルではなく、強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。それほどまでひたむきに、強く一筋に思うこと。そのことが、物事を成就させる原動力となるのです。

生き方より(太字は筆者による強調)

[未来のイメージ]
・最終結果のイメージ——目を閉じたとき、まざまざと目に浮かぶようなイメージ。「偉大な人間になる」といったあいまいなイメージではない。

ザ・ビジョンより

習慣が変わり、生活が変わった自分を鮮明に思い浮かべましょう。

また、この時変えたい習慣の決め方はSMARTの原則に沿って立てると達成しやすいですよ。

  • S (Specific)  具体的である。
  • M (Measurable) 計測ができる。
  • A (Agreed upon)同意している。
  • R (Realistic) 現実的である。
  • T (Timely)   期日が明確。

神田昌典. 非常識な成功法則【新装版】 (p.102). より.

無理なく続けられる方法を考えよう。

無理のない目標を設定する

無理して続けられるわけはない。それはわかっていると思います。

しかし、重要なことなので何回でも強調してよいでしょう。無理して一回やるよりも無理せずに毎日続ける方が、長い目で見て大きく成長できます。

「このくらいならできるかな?」ということから始めて、続けられれば良しと考えます。もし、余裕でできると感じればその時に改めて高い目標を立てればよいのです。

ニーズ、 行動の引き金、代替行動を特定しよう。

海外の本の翻訳だと英語をそのまま日本語にした影響でわかりづらくなってしまうことがあります。この項目はまさにそうで、ニーズ、行動の引き金、代替行動とは何か説明がないのが悲しいところです。

仕方がないのでこの記事では以下のように定義します。

ニーズ必要性。「自分は習慣を変えるためにこれをするんだ!」と頭にしみこませること
行動の引き金何をきっかけとして行動をするか?
代替行動無理なく続けられると思った行動ができなかった場合はどうするか?

友人に宣言しよう。

人前で自分が達成したいことを宣言すると、やらなければならない動機が増えるのでよいと言われています。非常にシンプルなのですが、問題は2点。一つは宣言しても支障がない友人がいるかどうか。もう一つは宣言ができるほどの度胸が自分にあるかどうか。

私は個人的にここが一番きつかったです。

友人や家族に宣言できればいいですが、自分の変えたい習慣によっては人に飯面宇こともあります。そもそも人に言うのに勇気がいる方もいるでしょう。

SNSでグループを作って発信してもいいですし、みんちゃれのようなグルー王で目標を達成するのを助けてくれるアプリで自分の目標をみんなの目標にするのもいいですね

しっかり追跡しよう。

毎日、習慣ができているかをチェックできれば文句なしです。

変えたい習慣が計測可能であるかどうかを気にしていたのは追跡が楽だからです。

追跡をするときには自分の活動を数字を交えて記載します。そして目標と結果を見比べて習慣化したいことができたかどうか、もしできていなければなぜできなかったのかを感が合え次につなげます。このとき、以下の本を参考にすると良いと思います。

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例:毎日30分勉強をする習慣を身に着けたい

と、ここまで5つのヒントを解説してきましたが、抽象的な話ばかりでした。ぶっちゃけあまり面白くないでしょうしイメージもしづらいと思います。

ここからは具体例として「30分勉強する習慣を身に付けたい」人を想定して、上記で説明した流れをやってみてましょう。

①変えたい習慣を1つ選ぼう。変えたいと強く願おう。変わった自分を心に思い描こう。

習慣を一つにします。今回であれば「椅子に座って勉強をする習慣」と考えるかもしれませんが、習慣が身に付きやすくするためにさらに考えます。

多くの人が勉強する習慣という言葉を考える時、①「椅子に座って一定時間勉強する」ことに加え②「集中力を高く保って学習」し、③「勉強したことを定着させる」ことを一言でまとめて「勉強する習慣」としていることが多いです。しかしこれでは3つの習慣を一度に手に入れようとしています。変えたい習慣が3つでは気が散ります。1つにしましょう。

今回は「椅子に座って一定時間勉強する」ことに集中します。

SMARTの原則に従って、定量的で程よく負荷がかかりつつも実現可能なレベルにしましょう。

今回の例であればそもそも一定時間座って勉強する習慣がないはずですので「3か月以内に椅子に座って30分勉強を続ける」ことを習慣化することを目指します。集中できたか、どのくらい勉強で覚えたのかは一度忘れて30分学習を継続することだけを目指しましょう。

これをSMARTの法則当てはめてみると、

  • S (Specific)  具体的である。:座って学習する習慣をつける
  • M (Measurable) 計測ができる。:30分
  • A (Agreed upon)同意している。:一定時間座って学習する習慣は必要だ
  • R (Realistic) 現実的である。:達成可能だ
  • T (Timely)   期日が明確。:3か月

となっています。ばっちりですね。

決まった時間に30分座って勉強する習慣なので使う道具はアラームとストップウォッチ、そして手帳とします。手帳には30分座ることができたかどうかを◯×で記入します。

無理なく続けられる方法を考えよう。

ここからはどうすれば30分座って勉強ができるのかを考えます。ここでは「帰宅後、着替えたら必ず30分座って勉強する」を続けられる方法と考えついたことにします。

無理なく続けるためには決まった時間に、人の目がある方が30分座っていられると考えたとしましょう。

ということで、

を無理なく続ける方法とします

ニーズ、 行動の引き金、代替行動を特定しよう。

ニーズ、 行動の引き金、代替行動は

ニーズ必要性。「自分は習慣を変えるためにこれをするんだ!」と頭にしみこませること
行動の引き金何をきっかけとして行動をするか?
代替行動無理なく続けられると思った行動ができなかった場合はどうするか?

でしたね、これに合わせてこんな感じで決めましょうか。

ニーズ・テストの点を取らなければ赤点で補修を受けなければいけない
・まわりから馬鹿だと思われるのが嫌だ
・自分の現状を打破する
行動の引き金帰宅後着替えた後16:30にアラームが鳴ったあと机に座る
代替行動親に机に座るよう言ってもらうできなかったら家族に煽ってもらう机に座る時間を20分に変更してみる

無理なく続ける方法に加えてここまで詳細に決めたら、習慣化するハードルがだいぶ下がってきた気がしませんか?

友人に宣言しよう。

家族や友人できれば解く問題はありません。できなければ、SNSなどで宣言するくらいにしてみると少しハードルが下がるかもしれません。

今回は勉強の習慣づけですので、みんちゃれのアプリを使って皆に宣言するのも良い選択肢ですね。

しっかり追跡しよう。

ここまでできたらあとはできているかを毎日確認し、改善を繰り返すだけです。今回の例であれば30分座って学習できたかどうかを毎日計測します。ストップウォッチで座っていた時間を見ればよいので簡単ですね。もし可能であれば家族に諮ってもらうと良いでしょう。

30分座って番強ができているのであれば継続します。

できていなければ、なぜできなかったのかを分析し次へつなげます。あるいは先ほど書いた代替行動を検討してみてください。

習慣が変われば自分が変わり、人生が変わる

今回は「シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント」を元に、習慣を変えるための5つのヒントを整理し、補足説明を加えました。

習慣を変えるというのは今までの自分の行いを見つめ、変えることです。この記事では非常にシンプルに解説しましたが、自分が今までに積み重ねてきた習慣を変えるのは大変だと思います。

今回取り上げた本は自分という人間のレベルを上げ、より良い人生を歩むための良質なヒントがたくさんちりばめられているのでよかったら一読してみてください。

週間に関しては以下のような記事も書きましたのでよかったら参考にしてください。

参照した本や文献

シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント以外に参考にした本を紹介します。