今回はTEDという面白いプレゼンをたくさん集めているサイトから、「起業を成功させるために最も重要なこと」について共有します。
動画はこちら。
起業を成功させる要因とは?
ここから先は動画の内容をざっくり拾います。
まず、TEDの動画内では起業を成功させるために重要な要因が5つ出てきます。
- アイデア
- チーム、実行
- ビジネスモデル
- 資金
- タイミング
そして、これを成功の決定的要因になった順にランキング付けしています。
ランキングの結果は以下の通り。
1位 タイミング
2位 チーム、実行
3位 アイデア
4位 ビジネスモデル
5位 資金調達
なんと1位はタイミングとの結果が出ました。これは多くの企業がスターアップから成功するまでを観測して、スコアに換算しているものなのでかなり信ぴょう性があるのではないかなと思います。詳しくは動画を見てください。
商売を成功させるためにタイミングをつかめ!
ぜひとも動画を見てほしくてこの記事を書いています。自分が特に伝えたいのは、適切な商品を提供し、適切な施策を行うためのタイミングが今かどうかを常に考えましょうという話。
いくら良い商品であっても、いくら革新的なアイデアであっても、お金があっても、タイミングが適切でなければ商品を売ることはできません。
具体例を一つ上げます。
昔、VINE(ヴァイン)という動画アプリがありました。これは6秒の動画を投稿できるSNSでした。2013年、2014年頃にはやり、本でも紹介されており、これから大いにはやると予想されていました。
しかし、このアプリは結果的に大失敗でした。現在はサービスが実質終了しています。
現在のTik Tokのような仕組みでユーザーも近く、VINEにもYouTubeのようにクリエイターが稼げる仕組みもあったにもかかわらずです。
一方、同じ動画SNSのTik Tok(こちらは15秒動画ですが、基本的な仕組みは同じ)は今のところ大成功を収めています。
個人的にはこの違いことタイミングなのではないかと思うんです。VINEのときにはYouTuberという言葉も浸透していませんでしたし、まだネット、スマホで動画を見る文化が今ほど定着していませんでした。
さらに、動画投稿で稼ぐ文化も根付いておらず、個人でも、企業でも「インフルエンサー」の重要性は今ほど理解されていなかったように思います。てか、そもそもインフルエンサーという言葉もあったかな?
さらに、VINEの時にはInstagramも流行していません。ですから、写真や動画をSNSでサクサク見ることにユーザーが鳴れていないことも大きいのかな?
ここら辺はあくまで予想であり、根拠となるデータも示せないのですが、Tik TokはVINEの時とは違い、タイミングが良かったといえる気がします。具体的にはユーザー、企業の認識がこんな感じに、(ほかに意見があったらコメント希望します。)
- SNOWのような顔をスマホでいじることに慣れた
- Instagram、Snapchatによって写真、短時間の動画を投稿し、見る文化が浸透した
- YouTubeを筆頭に動画を見る=スマホの定着率が向上
- インフルエンサーの登場(YouTuber、Instagramer、等々)
- ネットの動画投稿で生計を立てることへのあこがれが普及
話が長くなりましたが、似たようなユーザーを対象に似たようなサービスを提供してもタイミングによってはインパクトが大きく変わるっていう話です。
自分の商品は正しいタイミングで提供できているか?
TEDの動画では「タイミングを見極めるためには世に出す製品をお客様が使う準備ができているかを考える」ことを提言しています。
例えば、「スマホで宣伝しよう!」等のアイデアはいいですが、自分のお客様になってほしい人たちがスマホを使いこなせているかを確認する必要がありますよね。
もしかしたら地域新聞や地元の集会で告知したほうが宣伝効果があるかもしれないなんてことも場合によってはあります。
サービスを考えるときも、まずはお客様のなじみのある形態で提供しつつ、新しい内容を紹介する方がスムーズに商売が進むかも。
なんてことを考えつつ今回のブログは終わりにします。