【中1数学】対頂角、同位角、錯角の定義と関係【平行な時に等しい角度】

今回は基本的な角度の関係性をまとめます。

対頂角、同位角、錯角とは?

まず、対頂角、同位角、錯角とはどのような関係性なのかを整理しましょう。

下の図を見てください。下の図に\( \angle A \)から見たときの対頂角、同位角、錯角をまとめました。

言葉で簡単にまとめます。数学的な正しさよりもわかりやすさを重視しています。

ポイント

対頂角:2直線が交わってできる角の内、向かい合った角のこと。反対側と覚えておくと問題を解くときに役に立ちやすいと思います

同位角:同じ位置にある角度と覚えてください。

錯角:同位角の対頂角(対頂角の同位角でも良いです)と覚えておくと混乱が減らせます。図を見ながら\( \angle A \)の同位角を指さしながら対頂角を見てください。\( \angle A \)の錯角になっていると思います。

対頂角、同位角、錯角の関係性

①対頂角は等しい

平行などに関係なく等しいです。2本の線を見たら対頂角が等しいことを思い出して良いです。証明、角度計算、あらゆる場面で便利な関係です

②\( l1とl2\)が平行な時、同位角が等しい(\( \angle A=\angle B \))

平行な線を見つけたら同位角をチェックです。

③\( l1とl2\)が平行な時、錯角が等しい(\( \angle A=\angle C \))

平行な線を見つけたら錯角にも注目します。錯角の位置関係を忘れてしまったら、「同位角の対頂角」ということを思い出して指でたどってください。何回かたどりつつ、問題を解けばわかるようになるはずです。

最後に

今回は対頂角、同位角、錯角の位置関係と平行な時に同じ角度のなる話を整理しました。

角度の計算や図形の証明の問題を解くときによく出るにも関わらず混乱しやすいのでここで確認してください。