今回は学生の人に向けて「学校と社会のメリットを両方理解したうえで、両方のメリットを存分に貸して学びましょう」的な話をしようと思います。
先日、こんな記事がありました。
記事の内容をすごくざっくり要約すると、「大人になると、子供の時に比べて開けた世界を生きることができる」というものです。
開けた世界というのは、仕事やコミュニティなど選択肢の自由が大きい世界だと解釈していただければいいでしょう。
たしかに、子供の時には学校という狭いコミュニティがすべてなので、わかりづらいかもしれませんが、大人になればなるほど付き合う人、やることを選ぶことができるので、開けた世界というのはわかりやすく素敵な表現だなと思います。
学校のコミュニティの外に目を向けると選択肢がたくさんある!
自分は現在(2018年2月時点)、大学院生ですから、学校生活はかなり長いです。そのため、学校がすごい閉鎖的な空間だなと感じることは非常にあります。
共通のカリキュラム、偏差値、集団行動、限られた分野、前ならえの価値観…学校という形式自体が、人の言うことを聞く従順な人を育てるための場所なんで当たり前っちゃ当たりなのかもしれませんが合わない人は合わないでしょうね。
資本家にとっては、よく言うことを聞き、生産能力に優れていて、生み出した商品以下の大火で働いてくれる労働者が理想なのです。
巨大な産学共同体をつくり、必要最低限のことを教え、システムに協力してくれるよう仕向けるのがベストということになります。
『「新しい働き方」ができる人の時代』より
学校のなかだけで日々の生活が完結してしまうと、学校の中の評価や学んだことが人生のすべてになってしまうので、かなり偏った視点になってしまう可能性があるんです。
もちろん、学校の環境でうまくいっていて、毎日が楽しいのであれば問題はありませんが、どうしても学校の中にいて「なんか違うな」とか「みんなの言っていることがピンとこない」とか思う人は結構いるんじゃないでしょうか?
むしろ、それが普通じゃないですかね?だって、皆が同じことを考えているわけないじゃない!
一方で、実家が自営業をしていて、自分は家の手伝いをすることが多いので、外の世界にも触れることも多いと、外の世界の開け具合がよくわかります。
家の仕事を手伝っていると、同業者の方のお話も聞けますし、いろいろなプロジェクトに参加することもできています。ですから、「あ、こんな面白いことがあるのか!」という発見があって面白いです。
学校のコミュニティの外に目を向けると、選択肢が圧倒的に多くて、「世界はこんなにも広いのか!」と感動します。
「外の開けた世界がある」という実感があるだけで、毎日の楽しさが別物になります。
学校という閉鎖的なコミュニティと社会という開けたコミュニティ。どちらもいい部分はあると思うんです。だから両方存在してるんでしょうし。問題はコミュニティに所属している自分たちがどんな姿勢で毎日を過ごすのかといういたって当たり前の話です。
学校、社会。両方のコミュニティを存分に生かす
で、ここから結論である「学校と社会のメリットを両方活かして、学びを進めましょう」という話題に移っていきましょう。まずは、学校と社会のメリットをざっと並べてみましょ。
学校のメリット
- 失敗しても大丈夫
- きちんとまんべんなくいろんなことを勉強できる
- 遊んでいても、ぼうっとしていても許される数少ない機会
- 理系の大学の研究室に行けば最先端の研究を学費だけ払ってできる(機材は学生では買えないほど高額)。しかも、社会人の研究所よりは責任を問われないからわりかし自由をいただける(たぶん)
- 「学生」という肩書自体がもう武器になる
最近は「学校でいい成績をとっても社会で活躍できるわけではない」ということをよく言われるようになってきているので、全く学校の勉強をしないなんて考えの人も結構いそうだけど、学校のコミュニティにいて活用しないのはもったいないを通り越して生産性が悪いような気がするのです。
せっかくだから、学べることは学んで、学校の中であえる人との出会いを楽しみましょうよ。
起業するにあたっては、学歴は特に必要ないという考え方が、もはや定説になっています。学校の勉強ができてもお金持ちになれないというのは『金持ち父さん 貧乏父さん』の中でも語られているほどです。実際、中学生のころにこの本を読んだ僕は、「学校の勉強ができても意味はない」と考えるようになってしまったくらいでした。ただし、学歴、そしてそれにまつわる勉学は、決して無駄になるものではないと今は思っています
これから高校や大学に入学するという人は、学校でしっかり勉強するといいでしょう。特に一般教養と呼ばれる課程は、社会に出て仕事をする際に必ず役に立ちます
意外と学校の勉強も自分で興味を持って深めてみると面白いっすよ。
ただ、コミュニティが狭いから息苦しいと感じるがいるであろうことも事実。だからこそ、社会の人と和えう機会って自分の視野を広げられるからありがたいんですよ。
社会のメリット
- 遊べる範囲外用に広い
- 会える人の人数も種類もけた違い
- 「仕事」という形でいろんな経験ができる
- お金を稼げる
- 良くも悪くも実績を出すことが大事
- フィールドが広すぎて把握できない
皆(自分も大学院を卒業したら)、強制的に社会の放り出されるわけです。自分も片付け生活にかかわりながら社会で働いている人と会うことが多いですが、ほんとに広い。いろんな人がいる。それが面白いし、自分のキャパを超えることもあります。
それでも、「こんな世界が待っているんだ!」とわかると、楽しみが圧倒的に増えます。「今何のために毎日を過ごしているんだろう?」なんてことを学校で思う暇もないくらいやることがたくさん出てくるんじゃないですかね。
学生の間は両方のコミュニティの良いとこどりしておこう
ま、学校は学校で、社会は社会でいいところがあるので、うまいことやれたらいいっすわな。
一つ言えることは学生で
- 学校になじめない
- 自分の将来は一つしかない
- 何すればいいかわからない
なんて悩んでいて、目の前が真っ暗だったり、視野が狭くなっている人は一回社会に触れる機会を持ったらいいかななんて思うわけです。
最終的にかかわることになる社会に出てみて、いろんな人に会って、面白いことしている人の話を聞いたり、自分で体験見たら、視野がぐわっと広がるはず。てか、広がる。
だって、世の中には絶対自分がはまれるもの、こだわれるもの、楽しいと思えることが自分が思っている以上にたくさんあるから!