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ポイント
割り算は逆数の掛け算
小学生の算数から共通のルールです。これを文字式でも使います。もう少しかみ砕いて説明します。
文字式の商の表し方のルール
文字式の商を表すときは、÷の記号を使わずに表します。
$$ a \div b=a/b $$
これを使って商を表します。このように書くと上の式が公式に見えるかもしれません。しかし、一度考えてみてください。
そもそも割り算が分数を使って掛け算にできます。
$$ a \div b=a \times \frac{1}{b} $$
ですので、掛け算の時のルールがそのまま使えます。文字式の積の表し方のルールは下の通りです。
[ルール1]文字が含まれるかけ算では、記号 × を省く
[ルール2]文字式は、アルファベット順に並べることが多い
[ルール3]数と文字の積では、[数 + 文字] の順に書く
[ルール4]同じ文字の積は、累乗の指数を用いて表す
[ルール5]1 を省く。-1 と文字の積は、− だけを書く
文字式の積(掛け算)のルールについて学びたい人は下のリンクから記事を読んでください。
例題
\(1. \quad 2x \div 3 \)
\(2. \quad 5a \div (-7) \)
解答と解説
下の図にコメント共に解説をしています。
1. の解答と解説
2.の解答と解説
最後に
今回は文字式の商の表し方、計算方法をまとめました。テストの時は、ここをできていないと赤点になってしまう可能性が高いと思います。お手元の問題集で練習をして定着させてください。
もし手元の問題集がしっくりこない場合は薄くて簡単な問題集で問題練習をすると良いでしょう。
他にも文字式の単元を確認したい方は下に記事を書いたので、参考にしてください。