この記事で小学生3年生の算数の範囲である「余りのある割り算」を解説します。計算の仕方を理解しましょう。
目次 非表示
今回のまとめ
この記事の要点を下の画像にまとめておきます。
①27に近い九九を探す
②引き算をする。この時5より小さいことを確認
③引き算の答えがあまり
この画像だけで要点がわかる場合はそれでも問題ないです。しかし、初めて学ぶ人や算数が苦手な人は難しいかもしれません。
以下では、画像の要点をかみ砕いて解説することとします。
割り算が割り切れないときは余りが出る
まずはポイントから。
ポイント
割り切れないときは余りが出る
いままでの割り算の復習
今までやった割り算は、24 ÷ 6 = 4のように、九九を覚えていればぱっとこたえられるものだったと思います。
左にある数字(24)を割られる数、右にある数字(6)を割る数といいます。
割り算は割る数にいくつをかければ割られる数になるのかを考えるんでしたね。今回でいえば、6にいくつをかければ24になるのかを考えるのが割り算でした。
割り算は割り切れないことが結構ある
では、同様に、27÷5を考えてみましょう。割られる数が27、割る数が5ですね。
先ほどと同じように、割る数(5)にいくつをかければ割られる数(27)になるのかを考えましょう。
しかし、九九を考えてみても5の段に27になる数がありません。
ということは、27は5で割り切れないということです。いままで学習内容では「割り切れません」で終わりでした。
しかし、あまりのある割り算を学ぶことで答えを出すことができます。
余りのある割り算の計算方法
まずは手順を簡単にまとめておきますね。
あまりのある割り算の計算の仕方(27÷5)
①27に近い九九を探す
②引き算をする。この時5より小さいことを確認
③引き算の答えがあまり
①27に近い九九を探す
5の段の中から27にちかいものを探します。5の段を並べましょう。その中で27以下で27に一番近い数を探しましょう。
5×3=15
5×4=20
5×5=25
5×6=30←27を超えているので、これ以上は考える必要なし
今回でいえば25ですね。
②引き算をする。この時5より小さいことを確認
27から探した数を引きましょう。今回は25を引きます
$$ 27-25=2 $$
③引き算の答えがあまり
引き算をした答えである2があまりです。
$$ 27 \div 5=5 あまり2 $$
確かめ算をします。
$$ 5 \times 5 +2 =27 $$
答えが合いましたね。
最後に
今回は余りのある割り算の計算方法をまとめました。何問か練習をして苦手を克服しましょう。そして、このタイミングで割り算と九九も確認するとさらに苦手意識がなくなると思いますよ
子供と一緒に勉強している保護者の皆様もこの記事を参考に子供に教えてあげてください
もう少し練習をしたい場合は簡単な問題集をやってもいいでしょう。読みやすくて薄い本がいいと思います。