住友電気工業が千葉県柏市に物流拠点を開設!【物流拠点の分散化】

今回は柏市のニュースを取り上げます。

住友電気工業/切削工具の物流拠点を千葉県柏市に開設、東西2拠点体制に

住友電気工業は6月12日、100%子会社である住友電工ハードメタルが、千葉県柏市に国内2拠点目となる切削工具の物流拠点を開設したと発表した。

場所はMFLPという建物の4階ですね。

柏市民ですと、高速道路を利用するときに見かける場所ですかね?

詳細について、ニュースから推測してみましょう。

このセンターは、関西ロジスティックセンター(大阪市此花区)に次ぐ、国内2拠点目の切削工具の物流拠点となる。センターの稼働により、東日本地区の取引先への配送時間短縮を実現し、従来からの関東以西に加え、東北地区についても、注文した日の翌日午前中に取引先への届けが可能となった。

また、物流拠点を2拠点化することで、災害に備えたBCP(事業継続計画)が強化されたとしている。

物流拠点を分散化

もともと関西に物流拠点があったということで、今回柏に物流拠点を置くことで関東、東北エリアの物流強化を目的としたと考えられます。

東日本大震災以降、物流拠点を分散化させる動きが強まっているので、今回のニュースもその動きの一つでしょう。

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物流拠点のメリットは以下の通り、

①東日本大震災の経験からBCP対策としての措置
②納品先の近くに在庫を置き、配送コスト削減とリードタイム短縮を目的とする
③一箇所で大人数を採用するのではなく、拠点規模にあった就労者を募集できる

「船井総研ロジ物流コンサルタントの視点 第21回 拠点集約か分散か」より

一方でデメリットもあり、人件費や在庫の増加が懸念されます。住友電工ハードメタルに関しては分散させるメリットを選んだということでしょう。

住友電工ハードメタルについて

物流拠点を設置した会社についても整理します。

住友電工ハードメタルは住友電気工業株式会社が100%出資した子会社で、切削加工(せっさくかこう)の工具やレーザー用光学部品などの工具を製造しているメーカーです。

製造拠点は日本、海外に複数あります。

最後に

今回住友電工ハードメタルが物流拠点にした場所周辺は柏市の中でも多くの工場やロジポートがあることで有名です。

多くのメーカーや企業が入ることで柏市も盛り上がると思うのでうれしいですね^^

これからも多くの人や会社がかかわることで、柏市の魅力が上がることを願いつつ今回の記事を終えることとします。