「奇跡のリンゴ」の記事一覧 | のんびりと「なんで?」を探すブログhttps://nonbiri-log.com「面白い」と思えることを好きな時に好きなだけ書くThu, 14 Mar 2024 08:15:58 +0000jahourly1https://nonbiri-log.com/wp-content/uploads/2018/01/cropped-IMG_3404-32x32.jpg「奇跡のリンゴ」の記事一覧 | のんびりと「なんで?」を探すブログhttps://nonbiri-log.com3232 「パイオニア精神とはなにか?」が分かる名言4選【奇跡のリンゴ】https://nonbiri-log.com/kisekinoringo-pioneer/Tue, 16 Jan 2018 07:48:07 +0000https://nonbiri-log.com/?p=413

今回は「パイオニア精神」とは何かについてまとめてみます。 先日、奇跡のリンゴを読み終えました! いやー面白かったです。空いた時間で一気読みしてしまいました。 読み終える前から「この本は面白い」って思っていたんです。読み終 ... ]]>

今回は「パイオニア精神」とは何かについてまとめてみます。

先日、奇跡のリンゴを読み終えました!

いやー面白かったです。空いた時間で一気読みしてしまいました。

読み終える前から「この本は面白い」って思っていたんです。読み終える前にブログ書いたくらいですし。

誰も挑戦したことのないことを成し遂げようと努力する姿、困難を乗り越え学びを生かして前進するストーリーを読んでいたら胸が熱くなりました。

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パイオニアの挑戦物語

奇跡のリンゴを読んで感じた「パイオニアとは何か?」

『奇跡のリンゴ』はパイオニアの挑戦物語。私は読んでいてそう感じました。

以前に書いた『奇跡のリンゴ』は無農薬のリンゴという無謀ともいえる挑戦の話だった!の記事を読んでいただければわかるのですが、無農薬リンゴはだれもやろうとはしないものすごい挑戦なのです。不可能とされていました。

しかし、木村さんはこの無謀ともいえる挑戦を成功しました。まさに、無農薬リンゴのパイオニアといえるのです。超かっこいい!

不可能と言われていることにあきらめずに挑戦する姿勢は尊敬しますし、身が引き締まる思います。自分も頑張らなければ!

「パイオニア精神とはなにか」について考えることが多い

挑戦の物語だと思っているからか、「奇跡のリンゴ」の本文中にはパイオニア精神あふれる言葉が多い印象を受けました。

パイオニア精神とは、辞書に

新しい分野を切り開いて行こうとする心意気のこと

と書かれています。

無農薬のリンゴを作ろうとするリンゴ農家の木村さんの歩みはまさしくパイオニア精神だといます。無農薬リンゴという新しい分野(というか誰もやろうとも思わない挑戦)に取り組む精神は本を読んでいてワクワクしました。

この記事では、パイオニア精神とは何かを考えさせられる名言を紹介しつつ、コメントをしたいと思います。

パイオニア精神とはなにかを考えさせられる名言4選

ここから、パイオニア精神あふれる「奇跡のリンゴ」のフレーズを紹介します!パイオニア精神とは何かを考えつつ、読んでくださったあなたがパイオニア精神を感じてくださればうれしいです。

新しいことに挑戦するときには知識や経験が邪魔になる

人が生きていくために、経験や知識は欠かせない。何かをなすためには、経験や知識を積み重ねる必要がある。だから経験や知識のない人を、世の中ではバカと言う。けれど人が真に新しい何かに挑むとき、最大の壁になるのはしばしばその経験や知識なのだ

確かに、何かを成し遂げるためには知識や経験が必要です。

しかし、

  • 超一流になる
  • 今まで作ったことのないものに挑戦する
  • 0から偉大なものを生み出す
  • 新しい分野のパイオニアになる

などを考えるときには、今まで積み上げてきた経験が邪魔になることがあるという事実は肝に銘じる必要があるでしょう。

全く関係ないように思えることや、今までの知識を忘れてまっさらの状態で考えたことが道を切り開くなんてことはざらにあります。将棋の羽生さんやプロゲーマ―の梅原さんもここら辺のことについて著書で言及していました。

学び、経験することは大切ですから、知識とスキルを積み重ねつつも、本当に必要な場合はいつでも捨てることができる純粋さと度胸は常に持ち合わせていたいものです。あまりにも自分の感覚と違いすぎて頭にくることがあっても、受け入れられる自分でいることが理想かな~。

素直でいる。常に考え続ける。どんなことからでも学ぶ。そして今いる場所をゆっくり見渡す。パイオニア精神とは、あえて今まで積み上げてきた経験や知識を捨てる勇気なのかもしれません。

いま自分が成し遂げたいことの答えは必ずあるはずです。答えを見つけられる自分でさえいれば。

常識を捨てる

ひとつ失敗をするたびに、ひとつの常識を捨てた

パイオニアとして、新しいことに挑戦するときは常識を捨てることが重要です。

「奇跡のリンゴ」を読むと、挑戦して、失敗し改善する箇所が見つかったらすぐに修正することが大切なのだとわかります。修正する箇所がたとえ常識だとしても変えなきゃいけない時にすぐに変える。

口で言うほど簡単じゃないけど、大切な気がします。

わたしがHPを運営している片づけ生活では様々な種類のコンテンツを提供しつつ、これでもかというほど丁寧に片付けのノウハウを提供しています。誰でも簡単に片付けができて、幸せな生活を送ってもらうことが目標です。

ブログではノウハウを出し惜しみなく無料で公開しています。また、過去にいくつかサービスを始めては料金が安すぎて赤字になってしまったサービスもあります。

「片づけ生活」のビジネスモデルは常識では、絶対に儲からないといわれても不思議ではありません。

それでも失敗するたびに、常識的な内容を捨てて改善を繰り返しています。非常識な目標を達成するために、パイオニア精神全開で取り組んでいます。

パイオニアは孤独

パイオニアは孤独だ。何か新しいこと、人類にとって本当の意味で革新的なことを成し遂げた人は、昔からみんな孤独だった。それは既成概念を打ち壊すということだから。過去から積み上げてきた世界観や価値観を愛する人々からすれば、パイオニアとは秩序の破壊者の別名でしかない

パイオニアは新しい分野を切り開く人なので、敵が多いかもしれません。今まであるものが大きく変わりますから。

新しいものが普及すると多くの人に反対される例は数多くあります。例えば、以下のような例が最近だとみられます。

  • AIが発達し、仕事の場で活用されれば、今まで仕事をしていた人は仕事がなくなると感じますから反対します
  • YouTubeやSpotifyなどのストリーミングサービスが普及すれば、CDやテレビなどで働いた人のなかには賛成しない人もいるでしょう。

反対にあうことがなくても、相手にされなかったり、支援してもらえなかったりする可能性も考えられるでしょう。

そう考えると、パイオニアは孤独です。しかし、パイオニアが挑戦に成功し、新しいものが普及したら多くの人の生活がはるかに便利になるポテンシャルが秘められています。パイオニアは孤独でも将来多くの人を助けることができるのです。

パイオニア精神とは孤独と戦い、何かを成し遂げる強さともいえるかもしれません。

いまも、人知れず努力しているパイオニアはたくさんいると思います。私たちも人知れず努力しているパイオニアになりたいものです。

人は変化を恐れる

根っこにあるのは、変化に対する人間の本能的な恐怖だ

人は変化を恐れる生き物なのだ。ライト兄弟やガリレイが現代人にとっては偉人で尊敬の対象なのは、飛行機も地動説も現代では、もはや新しいものではないからだろう

なぜパイオニアがやっていることを多くの人が反対するのかがわかりますね。

たしかに、何かが大きく変わるのって怖いです。

後から振り返れば当たり前のものでも、リアルタイムで変化するのは戸惑うことが多いでしょうね。

実際、スマホが普及しているときにもケータイがよくわからない真四角のディスプレイになっているのを見ると何がいいのかよくわからなくて、代えるのに勇気がいりました。

今となっては、スマホの便利さに甘えることが多いですが、切り替えるときには怖かったのを覚えています。

ということで、上で紹介した文章を読むと、「今ある便利は多くのパイオニアが挑戦し、変化を恐れる人の反対を乗り越え、理解してもらうことで達成した成果の積み重ねなんだ」と改めて理解できるでしょう。

 「奇跡のリンゴ」を読んでパイオニア精神を奮い立たせる!

今回は「奇跡のリンゴ」の本を読んで、「パイオニア精神とは何か?」を感じることができるフレーズを紹介しました。改めて今回紹介した言葉をまとめると、パイオニア精神とは

  1. 知識や経験を捨てて新しいことに取り組む姿勢
  2. 常識を捨てる勇気
  3. 孤独と戦い挑戦を続けること
  4. 変化に対する人間の本能的な恐怖を乗り越える精神力

ではないかと感じました。

不可能ともいえる挑戦を成し遂げた人の物語を読んでいると胸が熱くなります。

せっかく何かをするのであればパイオニアになりたいものです。新しいものを作って多くの人の生活を今以上に便利にしたい!

みんなで「奇跡のリンゴ」を読んでパイオニア精神全開で一緒にかんばっていきましょう^^

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『奇跡のリンゴ』は無農薬のリンゴという無謀ともいえる挑戦の話だった!https://nonbiri-log.com/kisekinoringo/Fri, 29 Dec 2017 04:10:37 +0000https://nonbiri-log.com/?p=342

『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)』という本を今読み始めています。 木村さんというリンゴ農家の方が無農薬でリンゴを作ることに挑戦し、成功するまでの軌跡を描いた本です。この方の作った ... ]]>

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)』という本を今読み始めています。

木村さんというリンゴ農家の方が無農薬でリンゴを作ることに挑戦し、成功するまでの軌跡を描いた本です。この方の作ったリンゴは「木村のリンゴ」なんて呼ばれていて、非常に有名です。

この本が面白いと思った理由は大きく2つありまして、一つは大きな困難を乗り越えて成果を上げるというストーリーは胸を熱くするということ、もう一つは無農薬リンゴを作るということがめちゃくちゃ無謀であるということです。

今回はこの本が面白いと思うもう一つの理由である、「無農薬のリンゴ」について書いてみようと思います。

「無農薬のリンゴ」

という挑戦の意味が分かると、いかにこの本で達成したことがとんでもないことなのかを理解することができて、読書が面白くなることでしょう。

リンゴの素材画像

リンゴは農薬がないとほぼ育たない果物といっても過言ではない。

『奇跡のリンゴ』を読むうえで頭に入れておいたほうがいい事実が、「リンゴは農薬が必須と言われている果物」だということです。

農林水産省のデータによると日本のリンゴの推定収穫減少率(農薬を使わない場合の集荷雨量の減少量の推定)は97%という驚異的な数字です。これは農薬を使わないと今あるリンゴのほぼすべてが育たないという数字です。はっきり言って農業になりません。

ちなみに、アメリカではリンゴの収穫減少率は100%です。

つまり、リンゴは農薬がないと育てることができない果物なのです!

このデータを見れば、無農薬のリンゴを育てるということがいかに無謀で、無農薬のリンゴという存在がいかにイレギュラーかが想像できるでしょう。

農薬が必要な野菜は非常に多い

なんでリンゴはそんなにも農薬が必要なの?

農業のことにそんなに詳しくない私からすると、なぜりんごはそんなにも農薬が必要なのかがぴんと来ないわけです。

色々調べてみると、主な原因は「害虫対策」だとわかります。

リンゴに農薬を加えないと、害虫が増えてしまいリンゴを育てることができません。収穫量は大幅に減少し、品質にもダメージを与えてしまいます。昔の文献では無農薬のリンゴでは商品になるものは皆無なんていう研究結果もあるほどです。

収穫期における収量調査の結果,標準対照区を100とした対比では,無農薬区28と低く,商品になるものも皆無であった。

『無農薬で栽培したリンゴの病害虫による被害と樹体への影響』より

というわけで、リンゴは農薬を使わないと商品にならないというわけです。

農薬を使わなければ、リンゴを収穫することは出来ない。 現実のリンゴ栽培を知る人にとって、それは常識以前の問題なのだ

現代のリンゴ農家に言わせるなら、その考え方は甘いということになる。農薬を使わなければ、収穫が減るなどという生易しい話ではない。農薬を使わなければ、リンゴ畑は壊滅してしまうのだ

無農薬栽培を二年続ければ、リンゴの収穫はほぼ確実にゼロになるというわけだ。農薬を使わない限り、その状況を好転させることは出来ない

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録 (幻冬舎文庫)』より一部抜粋

農薬の使い過ぎが引き起こす問題もある

とはいったものの、大量に農薬を使えばいいというわけでもありません。健康に影響があったり、商品イメージが悪かったり、環境にも悪影響があります。

農薬は、使い方を間違うと生物や環境に影響を与えてしまう薬剤や天敵です。その安全性は、登録制度によって審査され、安全が確保されるよう、作物への残留や水産動植物への影響に関する基準が設定され、この基準を超えないよう使用方法が定められます。

農薬の基礎知識 詳細(農林水産省)より

ですから、国の農業機構NAROではリンゴの栽培に使用する農薬を50%削減するなんていう取り組みもあったりします。

  1. 農研機構 東北農業研究センター【所長 岡 三德】は、農研機構 果樹研究所及び岩手県農業研究センターと共同で、「農薬50%削減リンゴ栽培技術体系」を開発しました。
  2. リンゴ栽培には、多くの病害虫が発生することから、生育期には10日間隔で延べ40成分回数以上の薬剤が散布されていますが、環境や作業者の健康への配慮などの観点から、農薬使用量の削減が求められています。
  3. そこで、交信かく乱剤など環境にやさしい資材を使い、岩手県特別栽培農産物認証制度に定める慣行レベル43成分回数(「ふじ」の場合)と比較して、その半分以下となる21成分回数の農薬で主要な病害虫を慣行栽培と同程度に防除できる体系を開発し、現地実証試験によって有効性を確かめました。
  4. 本研究の成果として「岩手県における農薬50%削減リンゴ栽培マニュアル」を作成しています。各地域のリンゴ栽培における農薬削減への取り組みが促進されると期待されます。

「(NARO)リンゴ栽培に使う農薬を50%削減」より

農薬を半分に減らすことが国のプロジェクトになっているわけですから、「無農薬のリンゴ」という発想がいかにぶっ飛んでいるかわかるでしょう。

誰も挑戦しようと思わないことに挑戦する心意気!

無農薬のリンゴが農薬を使ったリンゴよりも体にいいのか、おいしいのかというのはわかりません。

イレギュラーな商品が本当に良いものなのかという議論は今後も尽きることはないでしょう。

そういった議論は農業の専門家に任せるとして、今まで誰も挑戦しようとも思っていなかったことに挑戦するすごさというのは感じずにはいられないのです。挑戦は胸を熱くしますね!

まだまだ読み始めなので、語れる内容もそんなにありませんが、『奇跡のリンゴ』の話と農業の話は面白いですね!

『奇跡のリンゴ』は読み終わって、共有できる内容があったら紹介します。

農業の話は皆さんに紹介できる面白いネタがあったら記事にします。

参考文献

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