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元引越し作業員が教える荷造りのやり方 -食器編ー

mei82

こんにちは。「なんで?」探究員のmei82(めいぱち)です。今回は食器の梱包のやり方を解説したいと思います。

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食器梱包に必要な資材と始め方

まず食器の梱包に必要な資材ですが、段ボールとガムテープはもちろん用意したうえで、そのほかに緩衝材とビニールがあればいいと思います。段ボールは底を組まずに折りたたんで、十字にガムテープを張った状態にしてから始めます。緩衝材については新聞紙があれば新聞紙でも問題ありませんし、ビニール製の緩衝材でもプチプチでも用意できる範囲でそろえましょう。

一番大事なのはどの緩衝材でも必ず「あんこ」と呼ばれる空間を埋める丸めた緩衝材が大量に必要になり、これが箱の中の食器を壊れずに運ぶ重要なポイントになります。極端なことを言えば全く梱包しない皿でもあんこさえ万全に詰めておけば食器は割れません。あとよく言われたのが食器を詰めた箱を胸の高さから落として割れないように梱包することが目標だと教えられました。

ですので食器を詰めていく箱の一番下にはフカフカするくらいの丸めた緩衝材(以後はあんこに統一して書きます)をたくさん敷き詰めるところから始めます。丸めてもただくしゃくしゃにしてもいいので、イメージとしてそのフカフカに軽く食器を落としても心配ではないくらいまずはあんこを敷きましょう。

食器をくるむ際は全体を見えないようにくるむのですが、下に来る部分に緩衝材の残りをわざとぐしゃっと当てながらくるんでいきます。また重ねていくのでわざと下に当たる部分に余った緩衝材を来るように丸めます。また同じ種類の皿に関しては間に緩衝材を挟んでまとめてくるんでも問題はありません。

コップは持ち手や口に当たるふちが弱い部分なので、その部分を厚みが出るようにわざとぐしゃっとしながらくるんでいきます。基本的にきっちりくるむというよりはわざとぐしゃぐしゃにしながらくるんだ方がいいです。全体的にぐしゃっとするには理由があります。

箱に詰めていく段階で出来るだけどの方向にも隙間を空けないように詰めていく必要があります。箱においてみて少し左右にゆすってみて動くようならあんこを作って隙間を埋めて食器を置いていく、これを繰り返して積み重ねていきます。形が違う物を平面に重ねながら立体的にも重ねていくので、ある程度重ねるともう難しい状態になります。

目安としては箱の中に階を作っていくイメージで食器を重ねて周りをあんこで埋めながら1階を作っていきます。その作った1階の上に箱の底に作ったようなフカフカなあんこの層を1階作ります。そしてまた食器を重ねて2階を作ります。と言う作業を続けて箱の上3~5cmくらいまで食器とあんこの層を作ります。こうすることでたくさん入れると重くなる食器もあんこの分があるのでそこまで重くなることもないですし、壊れにくい箱が出来上がります。

最後の部分ですが、必ず箱を閉じる最後の層はあんこの層で終わりにしてください。箱の底と同じくらいのフカフカで終わるようにすると、仮に上に箱を重ねて積まれても食器に直接重みが加わることがなくなります。食器の箱の中身の5~6割くらいはあんこくらいが理想の出来上がりだと思ってください。

食器以外の割れ物の場合

では食器以外の割れ物はどうするのか?と言う事ですが、まずコップ類ですが、先ほどお伝えした箱の作り方で準備して出来るだけ重いコップを下の方に詰めていきます。ガラス製の薄めのコップなどは詰め方が悪いとすぐに割れてしまうので紙の緩衝材だけでは心配な方はビニールの緩衝材と併用してくるむといいと思います。こういった薄いガラスのコップは食器同士をくっつけた状態でも割れてしまうので、くっ付けずに間にあんこを必ず入れてください。

急須やティーポットなどは、蓋の部分があんこなどに紛れて見当たらなくなってしまうので、必ず一緒にくるんで下さい。くるむ際には出っ張った部分を多めに緩衝材でぐるぐる巻いて最後に全体的にくるめば大丈夫です。

ワイングラスなどの細長い部分があるグラスですが、専用の箱がある場合はその箱に戻した方がいいですが、ない場合はワイングラスの柄の部分をコップの直径と同じくらいの大きさにぐるぐる巻きにします。そうして柄の部分を強化してから全体的にくるんでいきます。これも薄いコップと同じで隣同士でくっつかないようあんこで仕切って詰めていきましょう。

土鍋などの重い割れ物などは、箱があれば箱を利用していただき、ない場合は蓋と本体の間に緩衝材を挟み蓋の取っ手部分が下になるようにして全体的にくるんでいきます。もし全体をくるむ大きさの緩衝材がない場合は箱にそのまま入れて上下と周りにたっぷりのあんこを詰めれば割れることはありません。この箱の場合は上に食器を詰めていくとかなり重くなるので、プラスチック製の食器や箸など軽い台所関係の物を詰めた方がいいと思います。

調味料などの台所用品の場合

番外編として調味料などの台所周りの梱包について少しお伝えしたいと思います。液体を含んだ入れ物はたくさん入れると重くなるので、調味料を入れる箱はできれば小さいサイズにしてもらって、底の部分はプチプチを敷くくらいで大丈夫です。調味料等の入れ物でプラスチック製の物はくるむ必要はありませんが、蓋などがきっちり閉まるものに関してはそのまま箱に入れて大丈夫です。蓋が無いものやきっちり閉まらない物は、緩衝材を蓋の部分にぐるぐる巻きにしてテープで止めれば箱に詰めることができます。

醤油さしのような蓋のないものは中身を空にしないと箱に詰めることができないので、必ず空にしてください。小さいサイズの箱の場合背の高い調味料の入れ物や一升瓶などは箱のふたが閉まらないと思うので、その場合は本数が少ない場合は飛び出たところだけ切り取るか、本数の多い場合はもうひと箱同じ大きさの箱を作り上から箱を蓋のようにかぶせると高さの調節もできてきちんと箱になっているので軽いものであれば上に箱を積み上げることもできて便利です。

この箱に箱の蓋をする方法は他の梱包にも使えるので、もし箱の蓋が閉まらない状態で中身が汚れないようにしたいのであればこの方法をお勧めします。箱の中身があまり気にならない物の場合は、口開きと言ってふたを閉めない状態の箱のままでも問題はありません。

台所用品で鍋やフライパンは中くらいの箱に詰めていきますが、その時重なり合う部分には緩衝材を挟み込んでください。食器の時と同じように詰めた状態で、軽くゆすってカチカチ大きな音が鳴らない程度に詰めていってください。作業員は運ぶ際に箱から音がすると何か破損しているんじゃないか?と心配になりますので、出来るだけ音のならない箱に詰めてくださいね。

まとめ

梱包をして箱を閉じたときに必ず箱の上部に行先の部屋の名称と中身を書きます。食器の箱の場合はこれにプラス側面の大きな部分に赤い油性ペンで食器と大きく書いておけば安心です。運ぶ際に部屋から箱を出す人とトラックで荷物を積み上げる人は基本別の人なので、箱の中身をいちいち伝達はしていません。それぞれが箱を確認しているだけなので、より分かりやすくするためには箱の上部だと積み上げる側の人間は確認する事が作業の流れの中では、手間がかかり面倒なのでやらない可能性もあります。

箱の中身の破損などを防ぐためにはいかにすべての位置にいる作業員に中身がこれだ!と知ってもらうためには、食器の箱の側面にも大きな赤い字で食器と書いておいた方がいいでしょう。ちなみに箱の側面は面積の大きい方です。小さい方は持った時腕で隠れてしまうのでここだけ注意です。

食器の梱包は慣れていないと難しいと思ってしまうかもしれませんが、注意点ややり方がわかれば壊れないように梱包することはできると思います。それには一番のベストは適正量の荷物にしておくという事が一番の重要点です。どんなにやり方がわかってもそもそもの量が多ければ、作業時間が増えて疲れてしまいます。常に日頃から長年使っていない物がないか?使用用途が限られた物ばかりないか?代用品はないか?などの見直しをしていく必要があります。

梱包はとても労力のいる作業です。慣れている私でも昔ながらの3枚扉の上下分割の大型食器棚を梱包したら3時間はかかります。台所の流しやカウンターやワゴンなど関連の梱包をしたらもっとかかります。毎日使っていると見直す時間がなく、引越しの際も捨てたりの取捨選択の時間が取れなく、そのまま新居に持っていくしかないという人が多くいます。

いまは手軽に買えるものがたくさんあり便利グッズもたくさんあります。その分よく選ばないと物があふれてくるので、そもそも便利グッズを使いこなせているのか?と言う根本的な話になってきます。好きな物や食器やグラスなど魅力的な物が台所関連にはありますが、それを気に入るごとに買っていては物があふれてしまい、便利に使いこなすことが難しくなります。

もし引越しが決まっていて梱包を自分でして、びっくりするほど時間がかかったり、1日寝ても取れない疲労が残るようであればもしかしたら物が多いのかもしれませんね。梱包のタイミングで見直してぜひ適正な量になるといいなと思います。

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引越し業界、運送業界で20年以上働き、現在は専業主婦。新しいスキルと経験のためにいままでの経験を生かした情報発信をすることを決意。 40代/女性
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