こんにちは!きよふみ(@kikki20191205)です。
今回はTwitterのことをだらだら書いてみようかと思っています。面白いツイートとプロモーションのためのツイートの違い。そしていろんな企業の工夫を見てみましょう。
メルカリのTwitterのプロモ動画…
今回の記事を書こうと思ったきっかけはメルカリのTwitterのプロモ投稿(宣伝用の投稿)です。メルカリさんごめんなさいって感じなんですけど、訳が分からなくて唖然としてしまいました。
ツイートのスクショはあるのですが、ツイート自体を保存していなかったので載せられない。(Twitterのスクショを張るのは規約違反なんです。)
どんな内容だったかというと、メルカリの短い動画があって文章に赤ちゃんと母親の会話があるというもの。んで、会話が、
(赤ちゃんの絵文字)ばぶーばぶー
(母親の絵文字)なに?
(赤ちゃんの絵文字)ばぶぶぶー
(母親の絵文字)うんうん
(赤ちゃんの絵文字)ばーぶぶぶー
(母親の絵文字)わかったー
動画
てなものでした。最初に見たときの可能としては、「なにこれ?」っていう感じ。最初なんのツイートかよくわかりませんでした。ちなみに反応としては、「いいね」が5、リツイートなし、コメントなしという結果。企業の広告ツイートとしては盛大なる大失敗だと思います。
あんまり否定するつもりはありません(人のモノ否定するのは好きではないので)が、あなたはこのツイートを見てどんなことを感じましたか?自分は正直、よくわからなかったのです。
メルカリはどんなことを意図してこんなツイートをしたのか考えてみました。
考えた結果、これは最近の流行りを反映させようという努力なのだろうという予想になりました。(うまくいっているかは別として)
最近の流行りとは何かというと、Twitterの企業アカウントをいかにして自社製品を宣伝っぽく見せないで宣伝するか、企業アカウントの投稿をいかに面白くするかという問題です。深堀してみましょう。
面白い投稿とプロモ投稿の違い
面白い投稿
企業での面白い投稿は見る人を楽しませること、会社のことを忘れないでもらうためのものであります。コピーライティングではニュースレターという概念ものがあり、企業の面白いコンテンツの投稿はこのニュースレターにあたります。
良質なコンテンツを提供して、お客様に喜んでもらい、企業の価値(ブランド)を高めていくという方針です。コンテンツイズキングなどどいった発想はこちらから生まれたものと推測されます。(詳しくは調べてみてください)
ニュースレターとは、既存客のフォローや見込み客の囲い込みなどの目的で発行する、いわゆる 「号外」です。通常は、ニュースレターで売り込みはしないので、売り込み目的のダイレクトメールやチラシなどと分けてこう呼ばれています。
良い例がキングジムのツイートです。
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— キングジム (@kingjim) 2018年3月7日
別にこの投稿を見てキングジムの商品のことは何もわかりませんし、何もせんでいしていません。しかし、時間をかけて作ったことがわかるし、見てて楽しいですよね?
この「おもしろい」という気持ちを持ってもらうことがこのツイートの目的となっています。こういった面白いう投稿によって「キングジムは面白い」と思ってもらうことでお客様とのきずなが強くなるという表現のほうがイメージしやすいですかね。
プロモ投稿
プロモ投稿は文字通り宣伝をするための投稿です。
SNSでは「プロモーション」と書かれています。企業のサービスや商品を宣伝することがメインです。「これ、買ってね!」っていうがっつりとした広告なので想像しやすいですね。
2017年、ゲームファンを熱くした #PSストア 売上ランキングTOP100キャンペーン!上位100位の内、58タイトルが最大80%OFF!4月4日(水)まで! #PSストアTOP100
— PS Store (@psstore_jp) 2018年3月15日
ただし、プロモーションや広告はあまり反応がよくないというのが正直なところ。CMとか宣伝を楽しく見る人なんていないでしょう?やはり面白い投稿のほうがよく反応されるし、興味を持たれやすいんです。
旅館つるや隠宅さんのツイートは非常に参考になるので見てください。宣伝用のツイートとおもしろい投稿をした時に違いがデータではっきり出ています
最近話題を作りまくっている西野亮廣さんも著書『革命のファンファーレ』で宣伝用の投稿なんて誰も見ないといった趣旨のことを言っていたりする。
宣伝アカウントに、宣伝効果があるはずがない。
僕も、あなたも、そしてレコード会社の広報担当の方も、出版社の広報担当の方も、自分のタイムラインに流れてくる宣伝はスキップしているし、そもそもよほどのファンでない限り宣伝アカウントなんてフォローしていない。
というわけで、最近は宣伝ができて、かつ多くの人にいかに興味を持ってもらえるかという非常に難易度の高い問題に取り組んでいる人が多い状況が生まれました。革命のファンファーレの言葉を借りるのであれば、「ニュースを出すのではなくてニュースになる」ということです。
面白く、かつ宣伝になる投稿
ということで、最近は話題になったり、面白いかったりして、かつ宣伝になるということを目指している企業が多いような印象。これはtwitterのツイートもそうですし、企業のマーケティング活動全般で言えること。もうCMなんてよほどのことがない限り見ないですもんね。
有名なブロガーのイケダハヤトさんも「広告」から「報酬」への地殻変動ーあるいは電通の死について。という記事の中で広告はもう終わるなんていう話をしていました。
「広告」は、今よりも鳴りを潜めることになります。
ゼロになることはありませんが、市場としては縮小していく傾向となるでしょう。
なぜなら、シンプルにいって、広告は邪魔者だからです。
このブログ(スマホ版)にもlivedoorのバナー広告が出てますが、読者のみなさんに直接的なメリットは与えていませんよね。
一部抜粋
イケダハヤトさんの記事ではアフィリエイト型の宣伝方法が主流になるという内容で今回の投稿とは少し趣旨が異なりますが、ただの宣伝、広告は邪魔だという認識は大いに同意。
企業の広報の人も宣伝では誰も見てくれないという認識が広まっているのか宣伝用の投稿を面白くしよう、ニュースになるような投稿をしようという意思が見られるケースが増えてきたような気がします。
最近ですと、アサヒの瞬冷のキャンペーンが面白かったです。マンガ「カイジ」シリーズを知っている人であればだれもが知っている名シーン「キンキンに冷えてやがる」をそのままキャンペーンにした戦略。お見事!
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あとは、売る商品をアどれにするかをアンケートにして、わくわくさせて、アンケート結果をもとに商品を決めて宣伝するなんて言うのもありましたね。(ファミマだったけな?覚えている人いたら教えてください)
これからの宣伝のあり方はどうなるんでしょう?
ここからはツイートの話から少し広げてマーケティング活動、プロモーション全体のことをすこし。
Twitterの企業用ツイートを見てわかるように、これからの宣伝方式はただ広告を打てばいいというわけではなくなってきたことが理解できるでしょう。
ポイントとしては
- お客様が拡散したくなる
- ニュースにしたくなる
- お客様が能動的に宣伝をしたくなる
- お客様が楽しんで読めること
- お客様に「楽しい」「役に立つ」といった感情を持ってもらうこと
- お客様が何かしらリアクションしたくなる
ってとこですかね。
こうなってくると、
- これからの広告論
- アフィリエイト
- 成果報酬(アフィリエイトと同じか笑)
- コンテンツマーケティング
- コンテンツイズキング
なんていうマーケティングの専門用語がわらわらと出てくるわけですな。
ようはいままでのようにやたら目立っていたCMとか広告を打つのはあんまり効果がない(オワコンになりつつある)から、よりお客様が自然にアクションしたくなるようなコンテンツを作って商品やサービスを知ってもらえるようにしましょうって話。
このマーケティング手法の変化はとっっても重要で、今までの宣伝方式とは考え方が大きく違ってきます。この形のマーケティングが主流になってくると、資本力よりもアイデアや行動力、拡散力が主役になるから大企業だけにチャンスがあるわけではなくなってくるのです。
今までは財力を中心としたリソースのある大企業がメインだったマーケティング活動だったけど、アイデアによっては中小企業や個人、地方にもチャンスは全然あると思っています!というよりも、スピーディーに動ける小規模のビジネスのほうが面白いコンテンツを作ることに関してはアドバンテージがあるといっても大げさではないはず。
現にツイッターを見てても、大きく拡散するコンテンツの度合いと企業・組織の規模はまったく関係ないですし。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は企業のTwitterの投稿を見ながら今はどんな投稿を企業が使用としているのかを解説してみました。
企業の努力が見えてくると面白いですし、中小企業の経営者や個人で活動している方はチャンスがたくさんあるということを理解していただければ幸いです。
企業のTwitterアカウントの投稿は、大きく
- 面白い投稿、情報提供のコンテンツ
- プロモーション用コンテンツ
の2つがあって、現在は企業のツイートが多くの人の関心を集めるためにコンテンツを工夫している。
面白いツイート、「これはうまい!」といえるツイートを見つけてみよう
実際メルカリだってついったによる拡散に失敗しているわけですから、みんなにチャンスがあって努力とコンテンツの刺さり具合の勝負です。やってやろうじゃないの!
では、ばいなら