いま、柏駅にある「くまざわ書店」でこの記事を書いています。この本や良いんですよ。本の種類がたくさんあるのはもちろん、本を読むスペースも一緒になっているんです。

本が好きなわたくしはここで、本を読みながら、のんびりとしているわけでございます。
どうせたくさん種類があるのであればAmazonとかでは探せない本を読みたいと思っていたら、こんな本を見つけました。
『あのとき、この本』という絵本の書評です。71人の思い出の絵本とエッセイが書かれている「絵本書評エッセイ」です。自分は小さい頃はゲームとか別のことに興味を持っていたので、絵本をほとんど読まないで育ったものですから、気になったわけです。ちなみに、71人は本の帯に書いてありました。

てか、この漫画「この世界の片隅に」の人じゃね?
この本はおすすめの絵本とエッセイ、そしてその本と関係のある話題の4コマ漫画で構成されています。
エッセイも漫画も絵本を読んでいなくても楽しめます。
というか、4コマ漫画を描いているのが映画「この世界の片隅に」の原作漫画の作者のこうの史代さんなんです。
こうのさんの4コマ漫画が絵本エッセイの面白さをしっかりを引き出してくれています。
無性に絵本が読みたくなる!
エッセイを読んでいると、エッセイを書いている人の絵本の愛情と思い出がよくわかります。大切な思い出と一緒に絵本がある。なんとも素敵ではありませんか!
最果タヒさんのエッセイにある言葉
私にとって絵本というのは、本という存在だけではなく、母からの愛情そのものだった。愛情がはっきり形あるものとして在り続けてくれることはなと幸せなことだろうと、いまでは母に感謝している。
p53より
がまさにこの本の良さを表している表現だと思っています!
昔の思い出、絵本を読ませてくれた両親の愛情、絵本の世界観のワクワク、…。そんなたくさんの想いが形で残ってくれているというのは絵本だからこそでしょう。
普通の本や漫画は子供から大人になるまでずっと残っているということがあまりありませんから。絵本って、売れているものはずっと残ってますもんね。
面白い絵本と、絵本のワクワク感を教えてくれる非常に良い本でした。今まで絵本は小さい子供が読むものと思っていましたが、もしかしたら絵本は子供だけじゃなくて大人が読んでもいいものなのかもしれませんね。
『あのとき、この本』を読んでいたら無性に絵本を読みたくなってきたので、この記事を終わりにして絵本を探してきます笑
おまけ
この本の4コマ漫画を描いているこうの史代さんの「この世界の片隅に」は絶対に見るべきといっても過言ではないほどに超おすすめです!漫画も映画も。
2016年で一番良い映画は「この世界の片隅に」だという映画の評価ブログや映画評論家の方も多かったほどです。